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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

【Bournemouth×MAN.UTD】圧巻カゼミーロ!マン・ユナイテッドはTOP4確定まであとひとつ!

残り3試合は、すべて必勝です。プレミアリーグ37節、ボーンマスVSマンチェスター・ユナイテッド。テン・ハフ監督の11人は、ウルヴスに2-0で快勝した前節と同じ顔ぶれです。

GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、ヴァラン、ルーク・ショー、セントラルにカゼミーロとエリクセン。2列めはアントニー、ブルーノ・フェルナンデス、サンチョ、最前線にマルシアル。立ち上がりからボールを支配しているのは、ホームのボーンマスです。

4分過ぎから、ようやく攻めに転じたマンチェスター・ユナイテッド。5分のブルーノの左足ミドルは、左に切れていきました。先制は9分、ゴール左に浮き球を入れたのはエリクセン。戻ったセネシがつま先で触って浮いたボールを、カゼミーロが体を倒して右足のバイシクルでネットに突き刺しました。

18分にブルーノのパスを受けたマルシアルが左に展開すると、ボックス左でキープしたサンチョのグラウンダーがワン=ビサカへ。左足のダイレクトショットは、ブロックされてしまいました。21分に右サイドから斬り込んだアントニーは、無理に打たず中央にラストパス。走り込んだエリクセンの左足は、明らかにミスキックです。

27分、こぼれ球を追ってボックス手前で拾ったソランケは、まわり込んで打った右足のシュートを左に飛んだデ・ヘアにセーブされています。35分に左から突破を図ったデヴィッド・ブルックスがニアに折り返すと、クリスティはフリー。左足の一撃が決まるかと思いきや、コースに入ったカゼミーロがCKに逃れました。

サンチョが左から仕掛けたのは40分。縦パスをセネシがカットし、ボックスの手前に転がったボールにカゼミーロが先着すると、直接叩いた右足の一撃はGKネトが落ち着いてキャッチしました。前半は0-1、シュート数は6対9、オンターゲットは2対2。後半開始直後の47分、左から上がったクリスティの縦パスを受けたデヴィッド・ブルックスのシュートは、デ・ヘアが上に弾き出しました。

50分に右からのFKを中央に入れたのはエリクセン。クリアの落下点にいたアントニーは、左足のボレーをゴール前の壁に当てました。52分にボックス右を突破したマルシアルが折り返すと、ルイス・クックがブロック。CKからの波状攻撃は、左サイドを攻略できませんでした。

ステージ2のホジキンリンパ腫、すなわち癌を克服したデヴィッド・ブルックスは、今季プレミアリーグで初先発のゲームを56分で終えています。1分後、マルシアルに代わってヴェグホルストが最前線へ。ヴェグホルスト、カゼミーロ、アントニーと右につながった59分のチャンスは、右足に持ち替えた21番のシュートが左に切れていきました。

63分、カウンターを仕掛けたのはブルーノ。シュートを止められたアントニーが拾って8番に戻すと、ワン=ビサカに出した浮き球はロイド・ケリーがカットしました。ルーズボールを叩いたヴェグホルストのボレーは、左に反応したネトがビッグセーブ。65分にワン=ビサカの折り返しを右足で合わせたブルーノの一撃は、必死に足を出したザバルニーが外に押し出しています。

テン・ハフ監督の2枚めは、71分にサンチョをガルナチョ。76分のCKのクリアがブルーノの前に浮き、決定的な右足ボレーがゴール左を襲うと、またもネトが素晴らしい反応で右に弾き出しました。ボーンマスの決定機は84分。ワッタラのスルーパスでラインの裏を取ったムーアは、デ・ヘアとの1対1でコースを塞がれ、右足のフィニッシュをブロックされてしまいました。

86分にアントニーとエリクセンが下がり、フレッジとマクトミネイ。92分の速攻で、ヴェグホルストの落としをネトの正面に蹴ったマクトミネイに、右でどフリーだった8番が激怒しています。1分後、ネトの放り込みのこぼれ球を直接蹴ったセネシのボレーは、惜しくもバーの上。逃げ切ったマンチェスター・ユナイテッドは、残り2試合を1分1敗でTOP4フィニッシュです。

あらためて、カゼミーロの素晴らしさを堪能した一戦。ファインゴールに加えて、チャンスクリエイト3回、ロングフィード8本、リカバリー12回という秀逸な数字を残しています。相棒のエリクセンも、パス成功率92%、タックル5回は成功率100%、デュエル勝率70%と精度の高いパフォーマンスを披露。ムーアに裏を取られたピンチは、守護神がなかったことにしてくれました。

最後の2試合は、チェルシーとフラム。いずれも簡単に勝てる相手ではありませんが、オールド・トラフォードで連敗はないと信じましょう。プレミアリーグのTOP4に返り咲き、国内カップを2つ獲れたら、いいシーズンだったと振り返ることができます。連敗スタート、ロナウドの発言に揺れた秋…危機を乗り越え、ここまで持ってきてくれたテン・ハフ監督に感謝しています。

ありがとうございます。プレミアリーグの締めくくりとFAカップ決勝は、ぜひナイスゲームを!


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