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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Fulham×Chelsea】開始30秒、ジョアン・ペドロ!シャビ・アロンソの初陣は3発で勝利!

シャビ・アロンソを招聘したチェルシーの2026-27シーズンは、今や絶対的エースのファインゴールで幕を開けました。クレイヴン・コテージに両チームのサポーターが終結したフラムとのウェストロンドンダービー。ハーフラインの手前でラクロワがロングフィードをクリアしたのは、開始30秒でした。

前線で拾ったコール・パルマーが、ボックス右に絶妙な縦のラストパス。ベルント・レノと1対1になったジョアン・ペドロは、GKが触れないコースに浮かす完璧なフィニッシュでアウェイサポーターを歓喜させました。シャビ・アロンソの布陣は3-4-2-1。ロベルト・サンチェスの前にいるのはアチャンポン、ラクロワ、コルウィルの3枚です。

中盤センターはリース・ジェームズとラヴィア、注目のアウトサイドはマロ・グストとジョレル・ハト。前線はコール・パルマー、モーガン・ロジャース、ジョアン・ペドロで、激しくポジションを変えてボールを引き出そうとしています。8分のモーガン・ロジャースのパスで右から上がったコール・パルマーは、右足のシュートをレノにキャッチされました。

ボックス内でラクロワがトラップを奪われた10分のピンチは、ジョシュア・キングの速いクロスをリース・ジェームズがクリア。チェルシーの3バックは、サイドアタックを受けるとWBやリース・ジェームズが下がり、4枚や5枚にスムーズにスイッチしています。18分に左サイドからドリブルを始めたジョレル・ハトは、3人かわしてボックスの手前に出たところで止められました。

1分後、コール・パルマーが最終ラインのクエンカに詰めてパスをカット。モーガン・ロジャースはコースを見出せず、コール・パルマーの強引なシュートは一斉に戻ってきた白い壁に阻まれました。フラムの同点ゴールは23分。右サイドのカスターニュに預けたジョシュア・キングがボックス右でリターンをもらい、ロベルト・サンチェスが空けていたニアをぶち抜きました。

1-1となってからも攻守がスピーディーに変わる展開が続き、サポーターたちのテンションが上がっています。カスターニュが敵陣で奪ったのは27分。ジョシュア・キングの縦の突破が止められ、こぼれ球を拾ったカスターニュが中央に浮かすと、ゴンサロ・ガルシアの右足のボレーはアチャンポンが足を出してブロックしました。

33分には、ジョアン・ペドロがモーガン・ロジャースにつないで速攻がスタート。カットインからのシュートをクエンカがブロックすると、こぼれ球に先着したリース・ジェームズのダイレクトショットはGKの正面です。35分のショートコーナーからリース・ジェームズがクロスを入れると、競り合いからのルーズボールに先着したラヴィアは、レノにコースを塞がれました。

チェルシーの勝ち越しゴールは41分。引いてもらったコール・パルマーが前を向き、右にいた選手にパスを通しました。よく見ると5番、ラクロワがなぜそこにいる?切り返しでクエンカを抜き去り、レノを引き付けてグラウンダーは、ウインガーの仕事でしょう。フリーで待っていたモーガン・ロジャースは、カスターニュがカバーしていたゴールに豪快に蹴り込むだけでした。

前半は1-2、ポゼッションは40%対60%、シュートは7対13、オンターゲットは2対5。ロベルト・サンチェスのポジショニングミス以外は、指揮官の目論見通りといえるのではないでしょうか。後半開始から間もない48分、繊細なタッチでパラシオスとアントニー・ロビンソンを翻弄したコール・パルマーが左隅を狙うと、クエンカに当たったのにゴールキックです。

その1分後、ロベルト・サンチェスが最前線のジョアン・ペドロにロングフィードを通し、ドリブルで持ち込んだストライカーはボックス左でキープ。外からまわり込んできたコール・パルマーに優しい縦パスを通しました。中に誰もいないのを確認した10番は、鋭いシュートでレノの足元を抜いて1-3。クレイヴン・コテージは、ブルーズのサポーターのチャントに包まれています。

51分にカスターニュとレノをかわしたジョレル・ハトが決めていれば、圧勝もあったでしょう。好調の左WBはパスを選び、アントニー・ロビンソンに蹴り出されました。フラムの逆襲は54分、クエンカのロングフィードを追ったカスターニュがトラップでコルウィルをかわし、左足でシュート。GKが前に弾いたボールを頭で押し込んだのは、ゴンサロ・ガルシアでした。

シャビ・アロンソ監督は、65分にラヴィアとジョレル・ハトを下げ、チャヴァリアとエンソ・フェルナンデスを投入。72分に左からカットインしたジョシュア・キングがラクロワをかわして右足を振り抜くと、ボールはニアポストすれすれを抜けていきました。76分には、マロ・グストに代わってペドロ・ネト。押されている状況で、ウインガーを右のWBは大胆な采配です。

78分の左からのロングフィードで、アチャンポンの裏に出たアントニー・ロビンソンは、GKの頭上を狙ったボレーを右に外してしまいました。84分にも、縦のフィードからセセニョンがアチャンポンをかわし、左足でシュート。今度はロベルト・サンチェスがニアを締めてリードを守りましたが、サイドの守備とWBとCBの連携は解決すべき課題でしょう。

プレミアリーグらしいスリリングな一戦は、2‐3でチェルシーが競り勝ちました。シャビ・アロンソの戦術の浸透度が思いのほか高く、今季のブルーズは優勝候補といえるのではないでしょうか。2本ともやりようがあったはずのロベルト・サンチェスと、ロングフィードへの対応が不安定だった左右のCBは気になるものの、手数をかけない直線的なアタックは脅威です。

モーガン・ロジャースとラクロワは、既に大成功の予感が漂っています。ジョレル・ハトは、ククレジャを忘れさせてくれそうです。アチャンポンは「今後の成長に期待」。カイセドが復帰し、リース・ジェームズがWBにまわれば、右サイドの守備は落ち着くでしょう。前線の3人が決めた新生チェルシーの次節は、首位に立ったブライトン。攻撃的なゲームを期待しましょう。


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