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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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やらかしたエミ・マルティネスと不振のコウチーニョは退団?ヴィラを率いるエメリの決断に注目!

2022年12月18日、カタールのルサイル・アイコニック・スタジアム。120分の死闘とPK戦の緊張を乗り越え、ワールドカップ制覇という偉業を成し遂げたエミリアーノ・マルティネスは、羽目を外しすぎました

ゴールデングローブのトロフィーを手にした後の品のないパフォーマンスや、ムバッペに対する挑発的な行為は母国のファンからも非難を浴び、フランスフットボール連盟から抗議文が出される事態に発展してしまいました。

ハットトリックに加えて、PK戦でも決められたフランス代表のエースは、彼にとって恐怖以外の何物でもなかったのでしょう。いや、それにしても…。バーミンガムに戻ったら、フランス人のディーニュ、ブバカル・カマラ、ギルベールに頭を下げたほうがいいでしょう。チームメイトのみならず、10月に就任したウナイ・エメリ監督との関係も心配です。

ヴィラの指揮官が、新たなGKを獲ろうとしていると配信したのはスペインメディア「フィチャージェスネット」。エミリアーノ・マルティネスの行為に堪忍袋の緒が切れ、放出したがっているエメリ監督が、セヴィージャでプレイするモロッコ代表GKヤシン・ブヌを狙っていると伝えています。

ナチョ・ドミンゲス記者によると、「プレミアリーグのクラブなら手頃な価格」の3540万ポンド(約57億円)で、アフリカ勢初のベスト4進出を果たした守護神が手に入るとのこと。スペイン発の記事は、いささか感情的ですが、「ミラー」のライター、ベン・ハズバンドさんは「エメリ監督が求めているのは、あくまでも面談」といっています。

1月になってみないと真相はわかりませんが、アーセナルでともに戦い、キャラをわかっている指揮官は1発レッドは出さないのではないでしょうか。トランスファーマーケットに精通するファブリツィオ・ロマーノさんも、簡潔なツイートで退団には発展しないという見方を示しています。

「エメリがエミ・マルティネスの今後について言及。”エミリアーノがいて、このクラブを守ってくれるのは素晴らしいこと。アーセナルで一緒に働いていたから、彼のことはよくわかっている。一緒にいられてうれしいね” 1月もアストン・ヴィラ残留の見通し。バイエルンとの交渉はない」

「愚かとしかいいようがない」と一刀両断のパトリック・ヴィエラがボスなら、即アウトだったかもしれません。次にトロフィーを掲げるときは、フツーに喜びを表現していただければと思います。

ヴィラといえば、フィリペ・コウチーニョはブラジルに帰るようです。2022年1月に入団し、最初の8試合は4ゴール3アシストと得点力を発揮したものの、2022-23シーズンは12試合でノーゴールノーアシスト。「バーミンガムメール」は、興味ありと報じられたコリンチャンスは獲得を否定したと報じており、フラメンゴやヴァスコ・ダ・ガマを候補として挙げています。

ハムストリングを痛めているコウチーニョは、すんなり移籍先を決められるでしょうか。エメリ監督としては、元レッズのMFを失っても、アトレティコ・マドリードのジョアン・フェリックスをローンで押さえられればOKでしょう。「1月にひとり、ふたりは去る」という指揮官は、誰を連れてくるのか。古巣ビジャレアルのアルノー・ダンジュマ、ニコラス・ジャクソン…。


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