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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

スパーズ、ヴィラ、ウルヴス…3強対決をすべて残しているキングメーカーたちの前半戦を振り返る!

ウェストハムとのロンドンダービーは1-1のドロー。2点差以上で勝てば、ヴィラをかわして4位に食い込めたトッテナムは、ポイントを伸ばせずに終わりました。開始3分、ヴェルナーのクロスをゴール前でプッシュしたのはブレナン・ジョンソン。幸先いいスタートは、15分のCKを背中に当てたズマによってかき消されました。

ポゼッション68%のアウェイチームは、ボックスの手前で攻めあぐむシーンが目立っており、オンターゲットは4対4のイーブンでした。セットピースとカウンターでスパーズを苦しめたハマーズは、60分にマイケル・アントニオが単独突破でつかんだ1対1を決めていれば、3ポイントをゲットしていたのではないでしょうか。

ヴィカーリオのビッグセーブによって逆転を免れたものの、最前線のソン・フンミンは不発に終わり、終盤に投入されたリシャルリソンはシュートチャンスを得られませんでした。ポステコグルー監督が問題にしていたのは、判断のスピードと明快さです。序盤の躍進の立役者だったジェームズ・マディソンが、意外性のあるパスを減らしているのは大いに気になるところです。

さて、ここから本題に入ります。スパーズとヴィラのTOP4争いは、近年まれに見るエキサイティングなバトルといえるのではないでしょうか。リヴァプール、アーセナル、マン・シティが残り9試合で3ポイント差のなかにいるデッドヒートだけでも盛り上がるのに、4位と5位が3強との対戦をすべて残しているからです。

さらにテンションが上がる要素を付け加えましょう。スパーズもヴィラも、前半戦の3強対決で勝ち越しています。11人対9人となったリヴァプール戦を、ラストプレーのマティプのオウンゴールで2-1としたスパーズは、ノースロンドンダービーはソン・フンミンの2発でドロー。派手な殴り合いとなったマン・シティ戦も、90分のクルゼフスキの1発で3-3に持ち込んでいます。

4位のヴィラは、リヴァプールには3-0で完敗。しかし12月に、アーセナルとマン・シティとの連戦をともに1-0で勝ち切っています。圧巻だったのは昨季プレミアリーグ王者とのホームゲームで、シュート数22対2!ペップ・グアルディオラの535試合めは、指揮官としてのキャリアで最少のフィニッシュとなった屈辱的な一戦でした。

ヴィラはリヴァプール戦のみホームで、スパーズはレッズだけアウェイです。アンフィールドで12勝3分と首位のチームは、ヴィラパークで勝てるのか。マン・シティはトッテナム・ホットスパー・スタジアムのプレミアリーグで勝ったことがなく、ノーゴールの4連敗と苦しんでいます。今季のアウェイで最多勝ち点のアーセナルが有利なのか…?

3強対決をすべて残しているのは、ノースロンドンとバーミンガムだけではありません。ガリー・オニール率いるウルヴスは、前半戦は3戦全敗でしたが、チェルシーとトッテナムにダブルを喰らわせているチームを侮ってはいけません。7位ウェストハムに3ポイント差なら、秘かに欧州へのチケットを狙っているはずです。

「ヴィラ、スパーズ、ウルヴスを制した者がリーグを制する」といったら大げさでしょうか。最初の試合は明日、マン・シティVSヴィラです。ライブで観て、速報をお届け…といいたいところですが、チェルシーVSマン・ユナイテッドとかぶってますね。アーセナルVSルートンとリヴァプールVSシェフ・ユナイテッドも二択で…私のスケジュールも予測不能です。

すみません。このクダリ、私の誤認でリヴァプール、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドは木曜日です。お詫び申し上げます。混乱の跡を残すべく、そのままにしたうえで訂正いたします。


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