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ニューカッスルVSウェストハム!? ボローニャSB冨安健洋にプレミアリーグ参入の噂!

「21歳、普段はライトバック、昨年の夏にベルギーのVVシント=トロイデンから800万ポンド(約11億2000万円)でセリエAに来ると、彼の価値は2倍になった」。

興味深い書き出しではあったのですが、何しろ「ザ・サン」。日本代表DFがプレミアリーグのクラブの争奪戦となっているという記事は、いつもの煽りかと思いきや、彼が所属するクラブの地元メディア「コリエール・ディ・ボローニャ」がニュースソースでした。

ボローニャで評価を高めた冨安健洋を狙っているといわれているのは、ニューカッスルとウェストハム。前者は快足SBデアンドレ・イェドリンの放出が噂されており、後者はイングランドU-21代表FWグレイディ・ディアンガナの売却をノーブル、ウィルシャー、デクラン・ライスに非難され、早急に新戦力を獲得したがっていると報じられています。

2018年1月、アビスパ福岡からシント=トロイデンに移籍した冨安は、2018-19シーズンにレギュラーに定着し、ジュピラーリーグ27試合1ゴールという数字を残しました。堅実な守備が評価された20歳のDFに、冬のマーケットでブレーメンが540万ポンドのオファーを提示するも、ベルギーのクラブは安すぎると拒否。夏に獲得に乗り出したボローニャは800万ポンドを用意し、中田英寿に続くクラブ史上2人めの日本人としてセリエAに乗り込むことになります。

ベルギーではCBと右SBの両方でプレイしていた冨安をチェックしたシニシャ・ミハイロヴィッチ監督は、スピードとパスセンスを見込んでSBをメインとしました。当たりの強さだけでなく、突破力と正確なフィードを披露した冨安は、ローマ、ナポリ、インテル撃破に貢献して「ガゼッタ・デロ・スポルト」に絶賛されました。5月にはローマが獲りにきたと報じられましたが、獲得した時と変わらない額を見てボローニャがスルーしたといわれています。プレミアリーグの2つのクラブは、1600万ポンド(約22億4000万円)を出す可能性があるようで、今度はプロヴィンチアが放出を決断するかもしれません。

パブロ・サバレタとエンガキアが去ったハマーズに移籍すれば、ライバルとなるのは獰猛なフレデリクスと売り出し中のベン・ジョンソン。ニューカッスルからイェドリンが抜ければ、マンキー所とクラフトです。より野心的なのは、ヘンドリック、カラム・ウィルソン、ライアン・フレイザーを獲得したニューカッスルでしょう。武藤嘉紀が空回りしたのは気になるものの、昨季プレミアリーグで25試合以上出場したDFがフェデリコ・フェルナンデスのみというチームなら、CBでもSBでもチャンスは得られるのではないでしょうか。

一方、最終ラインを固定したがるデヴィッド・モイーズのチームにいけば、フレデリクスとの一騎打ち。190cm対188cmの大型SB対決は、北の名門のSBたちと比べると、より難易度が高そうです。この話、フォローしている主要メディアは「ザ・サン」だけと思い込んでいたのですが、ニュ―カッスルの地元メディア「クロニクル」が、「冨安Q&A」のコーナーを設けてプロフィールやイタリアでの評判を紹介しています。イェドリン次第ではありますが、よくあるゴシップではないかもしれませんね…。(冨安健洋 写真著作者/Amir Ostovari)


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