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マン・シティが2人めのCBを獲得!コンパニの後継者はベンフィカの主将ルベン・ディアス!

プレミアリーグ3節のレスター戦で、2-5という信じられない大敗を喫したマンチェスター・シティが、懸案だった右のCBの獲得を発表しました。ベンフィカのポルトガル代表DFルベン・ディアス。ディール成立の経緯をレポートした「BBC」と「スカイスポーツ」は、6500万ポンド(約88億円)の移籍金が必要だったと報じています。2017年9月にトップリーグデビューを果たした生え抜きのCBは、23歳。ペップ・グアルディオラが白羽の矢を立てた選手が、ビルドアップに長けているのは当然でしょう。スピードよりも読みのよさで勝負するタイプですが、プレミアリーグの激しい当たりにも対応できるものと思われます。

ベンフィカがモレイレンセに2-0で完勝した土曜日には、移籍は周知の事実となっていました。公式戦133試合めのCBは、キャプテンマークを着けて最終ラインを統率し、20分には通算12発めとなるゴールをゲット。タイムアップの笛の後、チームメイトとルイ・コスタSDとハグをかわしたルベン・ディアスは、クラブの公式TVのインタビューに対して、「ルイ・コスタを抱きしめた理由は、既にみんなが知っていると思う」とコメントしています。

2019年5月にヴァンサン・コンパニを失ったマンチェスター・シティは、後釜を決めるまでに1年4ヵ月という時間を要しました。「BBC」によると、昨年の夏から追いかけていたナポリのカリドゥ・クリバリの獲得を断念したのは、29歳に7000万ポンドを超える移籍金を払いたくなかったから。次にターゲットとなったのは、セヴィージャのジュール・クンデでしたが、フランス代表に選ばれたことがない21歳が主力として活躍すると確信できず、マン・シティは入札を見送ったとされています。

3人めの候補だったアトレティコ・マドリードのホセ・ヒメネスも、7800万ポンドといわれる高額の移籍金がネックとなりました。フィジカルに長けたウルグアイ代表DFは、いかにもプレミアリーグで成功しそうですが、ハードマークという強みよりも、頻繁に負傷するという不安がフォーカスされてしまったようです。高額のプレーヤーと若手に難色を示したマンチェスター・シティが、ルベン・ディアスを最優先ターゲットに据えたのは直近の話と伝えられています。

「スカイスポーツ」がコメントを求めたポルトガルのジャーナリスト、ヴァルター・マルケス氏は、「空中戦に強く、攻撃的なディフェンダー。攻めの起点となるのを楽しんでおり、マンチェスター・シティにぴったりだと思う。23歳ながら後方のリーダーとしてお手本になる選手」と評しています。6500万ポンドもなかなかの高額ですが、ベンフィカはオタメンディを1370万ポンド(約18億5000万ポンド)で買い取ってくれており、トータルでは悪くない着地となったようです。

ナタン・アケ、ルベン・ディアスと即戦力CBを2人獲得したペップは、守備力強化で2年前の強さを取り戻せるでしょうか。新戦力がピッチに立っているであろう8節のリヴァプール戦で、名将率いるチームが3トップをどう封じるのかに注目したいと思います。(ルベン・ディアス 写真著作者/Vyacheslav Evdokimov)


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