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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マン・シティはグリーリッシュ、レッズはマッギン…信用できないアストン・ヴィラの「売る気はない」!?

「アスレティック」によると、アストン・ヴィラはジャック・グリーリッシュを売る気はないそうです。マンチェスター・シティが1億ポンド(約154億円)を出すと報じられており、チェルシーが真っ向勝負を仕掛けるという報道が事実なら、同等の額を用意するということになります。現地メディアは、これほどの高額オファーがあっても断るほど、プレミアリーグの中堅クラブにとってキャプテンは絶対的な存在なのだと主張しています。

ヴィラの中盤で、ビッグクラブからの熱い視線を浴びているのは、グリーリッシュだけではありません。リヴァプールが、ジニ・ワイナルドゥムの後継者候補としているのはジョン・マッギン。押しも押されぬスコットランド代表のエースは、ユーロ2020予選で8戦7ゴール2アシストという数字を残しており、全10試合で16ゴールしか決めていない貧攻のチームの得点源となっています。本大会のイングランド戦の試合前会見で、「あれ?コーラはないの?」とCR7をいじって爆笑をとったレフティもまた、「移籍金の相場は5000万ポンド(約77億円)だが、ヴィラに売る気はない」と伝えられています。

昨季プレミアリーグで14節に5位に食い込む健闘を見せたアストン・ヴィラは、新シーズンもグリーリッシュとマッギンを軸に戦う。メディアの見立てをまっすぐ受け取れば、そういう結論になります。バーミンガムのクラブが、彼らを手離したくないと考えているというところまでは、事実でしょう。プレミアリーグ26試合6ゴール10アシストのプレーメイカーと、運動量とミドルシュートを武器とするオールラウンダーを失ったら、攻撃力ダウンは免れません。

しかし私は、「売る気はない」という言葉の前に、「それなりの額を積まれなければ」という条件を付けて読んでいます。もっとはっきりいいましょう。グリーリッシュに1億ポンド、マッギンに5000万ポンドを積まれたら、ヴィラは抗えないのではないか、と。根拠は、来季の補強に関する2つのニュースです。地元メディア「バーミンガムメール」は、エミリアーノ・ブエンディアを獲得したクラブがアーセナルの新鋭スミス・ロウに2500万ポンドのオファーを提示したと報じつつ、サウサンプトンのウォード=プラウズの獲得をめざしているという記事も配信しています。

グリーリッシュ、マッギン、ナカンバ、エル・ガジ、ドゥグラス・ルイス、モルガン・サンソン、ジェイコブ・ラムジー、チュクエメカ、ブエンディア。トレセゲが靭帯を損傷して長い休みに入りましたが、ヴィラの中盤は戦力が足りないわけではありません。スミス・ロウとウォード=プラウズが加われば、明らかに人員オーバー。3000万ポンドに額を上げて2度めのオファーを出すといわれているスミス=ロウはグリーリッシュの後継者で、セインツのMFはマッギン退団の際の保険と考えると、つじつまが合うのではないでしょうか。

というわけで、私の未来予測は、「マンチェスター・シティがジャック・グリーリッシュを獲得」「マッギンの居場所はリヴァプールのオファー次第。5000万ポンドならマイケル・エドワーズが諦めて残留」「スミス・ロウはアーセナルが断固拒否」「グリーリッシュ基金で、ウォード=プラウズがヴィラ移籍」です。答え合わせは、プレミアリーグの開幕直前に。まあまあ自信ありなのですが…いかがでしょう!?


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