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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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「既に合意済み」「ヴィラが引き留め」「本人が再考」…錯綜するグリーリッシュの移籍ゴシップまとめ!

「ハリー・ケインは1億6000万ポンドの移籍金と週給40万ポンドのサラリーで合意済み。ジャック・グリーリッシュは個人合意に到達」。先週の「ザ・サン」の記事を受けて、プレミアリーグ得点王のほうは「マンチェスター・シティは巨額の移籍金を払おうとは考えておらず、1億ポンド前後で妥結させたがっている」という反論が出回りましたが、グリーリッシュの情報は未だ錯綜しています。

昨季プレミアリーグで26試合6ゴール12アシストという数字を残したプレーメイカーについては、「アストン・ヴィラがオファーを受け入れた」「グリーリッシュが、出場機会が得られなくなることを懸念して再考している」「ヴィラがマン・シティからのアタックに対抗して、週給20万ポンドの新契約締結の準備を進めている」といった説があります。

他メディアよりも少ない「移籍金9000万ポンド」を主張している「マンチェスター・イブニングニュース」は、マンチェスター・シティとヴィラは既に合意済みで、プレーメイカーが戻ってきたらディールは成立する見通しと報じています。ここへ来て「チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドも、グリーリッシュに関心あり」という記事も出てきていますが、昨季プレミアリーグ王者の地元メディアは、「フットボールインサイダー」のレポートを引用しながら、「グリーリッシュも巨額の契約を受け入れた」といいきっています。

「テレグラフ」も、「シティはグリーリッシュを獲得するために、マンチェスター・ユナイテッドが2016年にポール・ポグバを獲得した際に記録したプレミアリーグレコードを更新する意向。シティは、アストン・ヴィラと昨年に5年契約を結んだばかりのグリーリッシュが安くはないことをわかっている」と主張。これに対して、ヴィラがさらなる契約延長を目論んでいると伝えているのは、何と火付け役の「ザ・サン」です。

個人合意と最初に伝えたメディアは、契約期間が4年残っているアタッカーに対して、サラリーUPの契約を持ちかけてマン・シティの攻勢に抵抗しようとしているといっています。さすがに、これはないでしょう。プレミアリーグレコードを塗り替えるといわれているプレーメイカーの値段を吊り上げるためだけに、クラブの財政を圧迫するサラリーを提示するという考え方は、あまりにも乱暴です。

これよりも、「talkSPORT」の「バックアッププレーヤーというユーロでの役割から、自らに欠けていたことに気づき、マンチェスターシティのベンチに座ることを考え直した」という説のほうが気になります。現地記者の作文コンテストの様相を呈していますが、そんななかでも「両者は合意に至っていない」という1点だけは間違いなさそうです。

情報が正しいかどうかを重視する方にとっては、眉をひそめる記事が連発されていますが、あちらのメディアのスタイルに乗っかって楽しんでしまおうと考える向きにはテンションが上がる状況です。記事の行間を読むと、「ハリー・ケインはいずれ決まるが、ストライカーが決着すればグリーリッシュは見送り」と書いてあるように感じるのですが…いや、私も共犯ですね。自覚しています。気になる見出しを発見すると、押さずにはいられない性格でして…。


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