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チェルシーがついに獲得発表!アルバロ・モラタはジエゴ・コスタを超えられるのか!?

オーバメヤン、アグエロ、ベロッティ、チチャリート。移籍する可能性があるといわれたストライカー全員に声をかけているかのような報道が続いていたなか、プレミアリーグ王者チェルシーがクラブ間合意を発表したのはアルバロ・モラタでした。移籍金は5800万ポンド(約85億円)と、報じられていたよりも格安ですが、すべてのオプションが適用されれば最大7000万ポンド(約102億円)まで跳ね上がるそうです。「スカイスポーツ」は、「アグエロとオーバメヤンについて”not for sale”だといわれた後、モラタに対して水曜日に決定的な働きかけをした」と報道。アンドレア・ベロッティはACミランを選んだといわれており、一夜にしてすべての大物ストライカーが次のシーズンをどこで戦うのかが決まったようです。レアル・マドリードのストライカーは、プレミアリーグでうまくいくでしょうか。昨季リーガ・エスパニョーラでは26試合15ゴールという数字を残したモラタですが、先発出場は14試合に留まっています。レギュラーでフルシーズン戦ったことがなく、タイトなスケジュールのなかでコンスタントに活躍できるかは未知数です。

今回の補強に関する最大のテーマは、「ジエゴ・コスタ残留とモラタ獲得は、どちらがベターなのか」でしょう。プレミアリーグでプレイした3年のうち、2年で20ゴールの大台に乗せている「前任者」は、昨季の前半戦が圧巻でした。18試合14ゴール。その半数以上が先制・同点・決勝ゴールのいずれかと、勝負強さは他クラブのエースの追随を許しませんでした。一方、前シーズンのモラタの記録を見ていて気になるのは、ラ・リーガのTOP4からのゴールがないことです。ユーヴェに在籍していた2014-15シーズンに、チャンピオンズリーグで5ゴールを挙げているストライカーに「大試合に弱い」というレッテルを貼るのはためらいます。しかし、24歳FWのキャリアハイとなる15発は、上位と下位の実力差が激しいリーグで下から重ねたゴールが多かったのは事実です。上下の差が小さいといわれるプレミアリーグで、ジエゴ・コスタと同等のゴール数のみを求められると厳しいのではないかと思われます。

チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドがロメウ・ルカクを最重要ターゲットに据え、モラタを次善手としたのは、エヴァートンのストライカーのほうがプレミアリーグ経験が豊富だからという理由だけではないでしょう。2トップや4-2-4の中央なら輝きそうなアタッカーではあるものの、最前線にひとり置くならば点取り屋タイプのルカクのほうが機能すると見たことと、実績に対して高すぎる移籍金も躊躇の要因だったはずです。しかしチェルシーは、他の候補を深追いするのは危険と判断したようです。総額7000万ポンドのうち、1200万ポンドがオプションという着地に彼らの意地が感じられます。

決して悪い選手ではありません。いや、縦に抜けるスピードと技術は相当レベルが高く、ゴールライン際で狭いスペースを使ってすり抜けるプレイは惚れ惚れします。問題は質ではなく「量」ですが、今までの数字はコンスタントに出場できなかったがゆえのもので、レギュラーに固定したらゴールセンスが開花するのかもしれません。プレミアリーグ初挑戦のアルバロ・モラタは、古巣のBBC重用が間違いだったと証明するのか。あるいは数多の「ちょっとうまい選手」という評価に留まり、中堅クラブに活躍の場を求めることになるのか。ペドロやアザールと絡む姿を想像すると、それだけでテンションが上がるのですが、果たして…!

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“チェルシーがついに獲得発表!アルバロ・モラタはジエゴ・コスタを超えられるのか!?” への5件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    ジョゼも元々モラタ狙ってたと言ってましたし、移籍先が入れ替わった感じになりましたね。更にユナイテッド・チェルシー。また両クラブの対戦が盛り上がる一つとなったのではないかと思います。ベン・メイブリーさんも言ってましたが今シーズンの両者は何かと比較されるでしょう。二人で得点王争いとか見て見たいですね。

  2. nor より:

    ドログバ後の重圧にもがいていたトーレスの残像がちらつきますね。プレミアに求められる「強さ」を、上手くチームと連携して発揮できればよいのですが。

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    モラタはいい選手だとは思いますが10ゴールを越えたのは昨季が初めてなのでジエゴコスタの代役にするのは大きな賭けだと思います。

    来季は試合数も増え、世界的に見てもジエゴコスタの代役が務まるFWなんてほとんどいないのに放出するのはまったく理解ができません。

  4. だしまる より:

    モラタ、いい選手だとは思うんですけどね。
    高い・上手い・早いと三拍子そろったストライカー。
    レアルには、スーパーな三人がいますから実績不足はしょうがないところ。

    ただ、ゴールへの執念・野心の点でちょっと物足りないかなと。
    漫画のジャイキリでストライカーの夏木が言われた「ストライカーの覚悟」。

    アグエロ・ズラタン・ルカク・コスタと比較した場合ですけれど。

    ジエゴ・コスタは、ゴールへの執念・挑発能力がほんとに嫌でした。
    その分、チームの和を乱すコントロールし難い選手。

    モラタ、比較されることで、殻を突き破り、ギラギラした選手になるかどうか楽しみです。グーナーとしては、あまり活躍されても困るのでお手柔らかに。

  5. チェルシニスタ より:

    コスタは良い選手ですが、同時に扱いに困る選手ではあります。ボールロストは体の大きさに比べて多い、守備参加は限定的、ポストで叩いて攻撃の波を作るのは苦手と欠点も目立ちます。あとは性格面での難点が(笑)。まあその欠点を補って余りある長所があるのですが。おまけに1シーズンフル稼働は難しい選手です。2014-15も2016-17と優勝したシーズンでコンスタントに得点を挙げたのはアザールとウィリアンでした。コスタは前半戦に固め取りする傾向があります。ここはずっと気になってました。
    コンテはユベントスで見せた通り、一人のストライカーに頼るチームにしたくは無いんだと思いますね。ストライカーはヴチニッチやジョレンテでシーズン20点決めることは無かったはずです。

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