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マンチェスター行きは実現するのか!? アレクシス・サンチェス&エジルの移籍関連最新トピックス!

アレクシス・サンチェスの移籍実現に向け、マンチェスター・シティのチキ・ペギリスタインSDがアーセナルとコンタクトを取ったと報じられています。「Goal.com」によると、アーセナルの希望額は3500万ポンド(約54億円)、プレミアリーグ首位クラブは2500万ポンド(約38億円)。7番は早期に移籍したいという意向を示していると伝えられており、1月にマンチェスターに行ければチャンピオンズリーグとFAカップ制覇をめざすことができます。アーセナルは、戦う目標を見出せないチリ代表のストライカーにこのタイミングで見切りをつけて、噂になっているレスターのリヤド・マフレズ獲得に注力したほうがいいかもしれません。昨季プレミアリーグで38試合24ゴールという出色の数字を残したアレクシス・サンチェスも、今季は19試合7ゴール3アシスト。22試合7ゴール7アシストのマフレズが加われば、机の上では穴は埋まります。

リヴァプールがコウチーニョをバルセロナに売る際に、代役として名前が挙がっていたマフレズは4900万ポンド(約75億円)と報じられておりましたが、サラリーの差額まで考慮すれば年度単位の収支は見た目ほど大きなマイナスにはならないでしょう。レスターのピュエル監督が、「マフレズは現状に満足している」と語っているものの、実際にオファーがあれば心が動く可能性は充分にあります。今のアレクシス・サンチェスよりもモチベーション高くプレイしてくれそうなサイドアタッカーが獲得できるのであれば、夏にゼロ円で持っていかれるのを回避するという手はあるのではないでしょうか。ライバルクラブとしては、売るなら海外にしていただきたいところですが、本人がプレミアリーグでプレイすることを強く望んでいるのであれば、同じぐらい怖いレロイ・サネの出場機会が減るのだと自分にいい聞かせて納得するしかありません。

一方、メスト・エジルのほうは、マンチェスター・ユナイテッドが3500万ポンド(約54億円)を用意し、虎視眈々と獲得を狙うユヴェントスをプロテクトしようとしているといわれています。ジョゼ・モウリーニョ監督が、レアル・マドリード時代にタッグを組んだプレーメイカーの入団を熱望していると伝えられており、こちらも予断を許しません。プレミアリーグ2017-18シーズンの16試合4ゴール5アシストはやや物足りない数字ですが、ルカクやズラタンといったピンポイントのクロスを決められるストライカーが常時ピッチにいるチームに居場所を変えれば、アシスト数は伸びるのではないかと思われます。マンチェスター・ユナイテッドとしては、29歳という年齢は気になるものの、1発のパスで世界を変えてくれるタレントを4000万ポンド以下で獲れるなら悪い話ではありません。

さらにアーセナルでは、セオ・ウォルコットが出場機会を求めて移籍を希望していると報じられています。昨季はプレミアリーグ28試合10ゴールとそれなりの数字を残していたアタッカーは、今季は5試合ノーゴール。ウェルベックやイオビを押しのけて出番を増やせる見込みはなく、サウサンプトンやエヴァートンでプレイすることを考えるたとしても無理もありません。問題は、アーセナルが冬の放出をどこまで認めるかでしょう。アレクシス・サンチェス、エジル、ウォルコットが同時にいなくなれば、昨季プレミアリーグで77ゴールだったクラブが42ゴール分を放出するという計算になります。

「今季はそこまでではない」という反論もあろうかと思われますが、問題は自らが減ることだけでなく、ライバルクラブに相応の価値を付加してしまうことです。納得いくサラリーを得てリフレッシュした彼らが、新天地で前年と同等のクオリティを発揮することは充分に考えられます。夏に契約満了となれば移籍金は手元に残らず、今出してしまえばプレミアリーグ4位が危うくなる…。3枚、2枚、1枚、ゼロとどの選択肢を取っても痛みが残るノースロンドンのクラブが、どんな答えを出すのかに注目したいと思います。マティッチ、ポグバ、リンガード、マルシアル、ラシュフォード、マタ、ムヒタリアン…。エジルが加われば、最後の2人のどちらかが早期にチームを離れることになるのでしょうか。実現すればさらに強くなれそうとポジティブに捉えるべきなのでしょうが、若干複雑な気分ではあります。

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“マンチェスター行きは実現するのか!? アレクシス・サンチェス&エジルの移籍関連最新トピックス!” への5件のフィードバック

  1. エジルのパス より:

    お疲れ様です

    FA敗退に続き、二大エースの移籍と今季は本当に暗くなってしまう内容ばかりです。毎朝のニュースでヒヤヒヤしております。

    明るい未来を祈るばかりです…トホホ

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    ユナイテッドファンからしてみればエジルはぜひ獲得してほしいです。
    戦力の強化という点はもちろん、ガナをCL圏内争いから追い出せるという意味では54億は安いのではないでしょうか。
    エジルはCLにも出場できますし。

    ユナイテッドにとって最悪な展開はエジルを獲らず、リンガードの確変が終わり、ムヒタリアンの不調が続くことですね。
    普通にあり得ることなので誰か1人は補強して欲しいところです。

  3. yuto より:

    正直なところ、ムヒタリアンはもう厳しいのではと思っているのでエジルが獲れるというのはまたとない機会です。
    しかし、エジルのようなすばらしい選手が獲得できるのならば是非と思う反面、本当に必要なポジションの選手なのかなぁとも思います。
    ディ・マルツィオ氏など一部からサンチェスがマンシティと個人契約に同意したとの情報もあるだけにアーセナルがエジルを冬に渡すことはあまりなさそうには思います。

  4. キングズラタン より:

    今のユナイテッドのサッカーにエジル必要だとは思えないです。
    ファーガソン時代から、ユナイテッドのサッカーはファンからしても、あんま面白くないな、って感じでしたけど、今のモウリーニョのサッカーはバス停めて、個の力で攻めるだけなので…
    エジルはアーセナルのユニがとても似合っているので、残留して欲しいです。マンUのユニは似合わなそう…笑

  5. makoto より:

    エジルのパスさん>
    コクランやウォルコットの話はさびしいですね。獲るほうも話題になってくれるといいのですが。

    プレミアリーグ大好き!さん>
    現有戦力のポテンシャルを信じる私としては、ムヒタリアン、マタ、ズラタンが本領発揮してくれれば冬にエジルを獲れなくてもOKです。

    yutoさん>
    マタがいますからね…。負傷が多い云々をおいておけば、ガレス・ベイルのように右からいける選手がうまくはまるのではないかと思います。

    キングズラタンさん>
    「エジルはアーセナルのユニがとても似合っている」→そうなんです。エジルが来てくれたらうれしいのですが、心情的にブレーキがかかってしまうのは、ヴェンゲル監督のサッカーやあのチームカラーにぴったりはまっているからでもあるんですよね。

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