イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「ビッグサマー・エメリ」、ルーカス・トレイラは決定!? アーセナルの補強リストを整理します!

「Big summer for Emery」。5000万ポンドしか予算がないといわれているクラブのスカウトとしては、「スカイスポーツ」のこの見出しは、極上のほめ言葉なのではないでしょうか。この夏の移籍市場において、プレミアリーグのビッグ6のなかで最も迫力があるのはアーセナルです。エメリの熱い夏と煽っているメディアが、彼らの現状をひととおり紹介してくれているので、追いかけてみましょう。

ユーヴェで活躍したベテランSBリヒトシュタイナーを移籍金ゼロで確保。スポルティングCPのドリブラー、ジェルソン・マルティンスは、フリーエージェントで獲得できる可能性あり。ドルトムントのギリシャ人CBパパスタソプーロスは、7月1日に入団発表予定といわれており、サンプドリアの熱血アンカー、22歳のルーカス・トレイラは「agreement is close(契約に近づいている)」。レヴァークーゼンの守護神ベルント・レノも既に交渉中で、ドイツメディア「ビルト」はクラブが移籍を容認したと伝えています。

ここまでの移籍金を計算すると、34歳のSBとポルトガル人ウインガーは移籍金がかからず、パパスタソプーロスが1600万ポンド。ルーカス・トレイラが2300万ポンドで、レノは2000万ポンドといわれています。トータル5900万ポンドなら、ウェルベックを売るか、ルーカス・ペレス&ジョエル・キャンベルを出せば工面できそうです。しかし…「スカイスポーツ」の記事には、さらに2人の名前が載っています。ニースMFジャン・ミシャル・セリ、フライブルクのCBチャーラー・ソユンジュ。両者とも3500万ポンドと報じられている選手で、完全に予算オーバーです。さらにマリオ・ゲッツェに2200万ポンドとは…。余剰戦力を整理するとしても、移籍金を払うのは最大で4人まででしょう。

地元メディア「イブニング・スタンダード」もまた、パパスタソプーロス、ルーカス・トレイラ、レノは決まりと主張。バジェットを守るために、ジャック・ウィルシャー放出でサラリーを浮かし、ルーカス・ペレスとムスタフィまで出す用意があると報じています。2人を売ったお金でソユンジュをゲットし、はみ出た分をジャックなど数人の放出でカバーするとすれば帳尻は合いそうですが、「7000万までOKにしました!」などといった「びっくりサマー」はあるのでしょうか⁉

おお、「talksports」と「エクスプレス」が、イタリアのジャーナリストがルーカス・トレイラの契約が完了といっているという記事をUPしています。アーセナルは7月を待たずして補強完了となるのか、あるいは「ビッグサマー第二章」が控えているのか…。夏を始めていないチェルシーを尻目に、何というスピード。ヴェンゲル時代には考えられなかったフットワークの軽さです。お手頃価格の選手ばかりですが、フラットに見ると、予算があるリヴァプールがそっくりそのまま獲っていても違和感がない逸材を揃えています。ここまでは、文句なし。プレミアリーグ開幕節のマンチェスター・シティ戦が、今から楽しみです!

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“「ビッグサマー・エメリ」、ルーカス・トレイラは決定!? アーセナルの補強リストを整理します!” への9件のフィードバック

  1. かみこっぷ より:

    パパとリヒトはリヴァプールの補強すべきタイプではないですね。
    トレーラはいい候補と思いましたが、よりレッズに合うファビーニョを獲ったため、競合するのは快速ドリブラーのみですね!

  2. みたんに より:

    DF変えればガナーズは革命おきる

  3. ゆゆ より:

    リヒトシュタイナー、パパ、ソユンジュ、ルーカスときてまさかのレノまで?しかもフリーで快速ウインガーまで。。
    ガナサポとしてここまで上手くいくと衝撃ですね。
    もちろん連携があるのですぐに上手くいかないですが、エジル、ラムジー、オーバ、ラカゼット、ミキと期待せざる得ないです。
    そう簡単にいくとは思いませんが。笑

  4. エミリー より:

    いつも楽しく読ませて頂いてます。
    ニュースだけでなく、一歩突っ込んだコメントや憶測などが聞けるのがとても面白い!
    ビッグサマーエメリ(笑)ナイスネーミングですね。
    移籍期間は指をくわえて耐えるのみだったアーセナルファンからすると、ワールドカップそっちのけで興奮してしまいます。
    ちゃんと機能すれば、すごいことになる!!
    でも、ゲッツェはいらないですかね。

  5. ヤンガナ大好き! より:

    去年までのガナーズではあり得ない早さで移籍ビジネスが進んでいるようで興奮しています。色々記事をあさりましたがルーカス・トレーラは決定のようですね。ワールドカップエジプト戦の最後に出てきましたがオフザボールの動きが細やかでボール奪取力のあるパサーという感じで、(カソルラ+カンテ)÷2タイプですかね。まさにスペイン人の戦略家エメリさんが好みそうな人選ですね。

    CBパパスタソプーロスとGKベルント・レノまで採れたら100点満点ですね。スイス代表とウルグアイ代表の試合を観て妄想を膨らますのが楽しみになってきました。続報に期待したいと思います!

  6. プレミアリーグ大好き! より:

    ビッグサマー笑
    旬を過ぎた選手や安くとれるものの際立った実績のない選手ばかりをとる姿は私には中堅クラブへの第一歩に見えますけどね。
    去年のミランの補強を見て今年はclいけると騒いでいた連中と同じです。

  7. プレミアリーグ大好き! より:

    >>6
    あなたは長期政権を終え、(少なくとも)幾年かの低迷を覚悟されてるチームが旬かつ実績のある選手を取ることだけでその状況を逸すことができるとお思いですか?
    今夏のアーセナルのマーケットでの動きへの賞賛の多くはこれまでとの姿勢の変化を指していると思います。
    経験や勝者のメンタリティ、明確な秩序…今までに欠けていたこれらをチームにはもたらそうとしているフロントを私は素晴らしいと思っています。

  8. プレミアリーグ大好き! より:

    >>6
    逆に今のアーセナルが出来るこれ以上の補強ってほかにどんな補強なのか。複数のポジションに課題がある今、一部に実績たっぷりの選手を大金叩いて買って穴がある状態でシーズンスタートしてCLに戻れるとでも?堅実な補強で徐々にランクアップして金稼ぎながら補強も重ねていくしかないと思うのだが。まさか、未だにアーセナルがシティみたいな大枚叩いて大量補強しないと本気出してないとでも言いたいならもう他のチームを応援したほうがいいと思いますよ。

  9. プレミアリーグ大好き! より:

    昔見た時シュテーゲンよりレノの方が優秀な印象だったから期待
    ただそのGK世代No.3のカリウスがアレだったからドイツしか経験ないNo.2に過信は出来ないとも思う

コメントを残す