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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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今年も恐怖のレフティーがやってきた!シェルダン・シャキリ、リヴァプール移籍決定!

「I’ve always admired Klopp – I love his football」「I think the English phrase to explain the decision to sign Xherdan is a ‘no-brainer’」。元バイエルンのシャキリが「いつでもクロップを称賛しており、彼のフットボールが好きだ」と語ると、ドルトムントから来た指揮官のほうは「シェルダンの獲得を表現する英語のフレーズは”考えるまでもない”だね」。ドイツではライバルだった2人は、プレミアリーグでお互いにさまざまな経験を積んだ今、相思相愛のようです。イギリスメディア「デイリー・メール」が先走り気味に、「13日じゅうにすべてが完了する」と報じていたシェルダン・シャキリのリヴァプール入団は、彼らの主張通りのスピード感で決まりました。「BBC」によると、移籍金は1300万ポンド(約19億4000万円)。ワールドカップロシア大会のセルビア戦で独走ゴールを決めたスイス代表FWは、前線ならどのポジションでも機能するはずです。

バイエルンとインテルでうまくいかず、2015年の夏にストークに入団したシャキリは、その後の3シーズンでプレミアリーグ83試合15ゴール15アシストというスタッツを残しています。昨季プレミアリーグの36試合8ゴール8アシストという活躍は、バーゼルで9ゴールをゲットした2011-12シーズンに次ぐ数字です。右サイドやゴールライン際で、白いラインをぎりぎりまで使って相手を抜き去るドリブルは健在。ゴールに向かって曲がってくるGK泣かせのクロスや、狭いスペースを通してくる高速のラストパスで、レッズサポーターを盛り上げてくれるでしょう。

モー・サラーとのスーパーレフティ対決は、スピードと決定力ならエジプトの勝利、キックの精度とパスのバリエーションはスイスでしょう。ドミニク・ソランケの2年めのブレイクや、スタリッジかダニー・イングスの復活が期待できるなら、前線は揃ったといい切っていいのではないかと思います。フェキルに未練はあれど、次のターゲットはGKです。戻る場所がなさそうなオリギやマルコヴィッチに別れを告げ、ワールドクラスのアリソン・ベッカーや、プレミアリーグ経験豊富なストークのバトランドなど、最終ラインに安定感をもたらす守護神を獲得したいところです。

プレミアリーグ32ゴールのサラーを筆頭に、チェンバレン、ロバートソン、ファン・ダイク、ソランケと補強が大当たりだった昨季に続いて、ファビーニョ、ナビ・ケイタ、シャキリの今季もかなり期待できそうです。悲願のプレミアリーグ制覇をめざしつつ、アトレティコ・マドリードの本拠地エスタディオ・メトロポリターノで開催されるチャンピオンズリーグのファイナルにも戻ってきていただければと思います。

He has speed and ability, has the right amount of arrogance on the football pitch, real bravery to want the ball and influence things. To play for us these are mandatory requirements.(彼はスピードと才能にあふれ、ピッチにおいて必要なだけの傲慢さも併せ持っている。ボールを求め、物事に影響をもたらす真の勇気がある。われわれがプレイするために、これらは必須の資格だよ/ユルゲン・クロップ)」。10月に27歳になるシェルダン・シャキリにとって、リヴァプールは勝負のクラブです。Good luck at Anfield!

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“今年も恐怖のレフティーがやってきた!シェルダン・シャキリ、リヴァプール移籍決定!” への3件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    細かいですけど・・・

    Anfieldです笑

    シャキリかなりバーゲン価格ですね!

  2. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    中学生みたいな間違え方を…(涙)。ご指摘ありがとうございます。ストーク入団時と同等の額という話が早くからあり、オフシーズンが始まった当初はアーセナル、エヴァートン、ハマーズがいくのでは?と思ってました。いい補強だと思います。

  3. タムコップ より:

    本音ではガナーズでなかなかいない前線のファイターとして見てみたかったのですが、こうしてレッズを選んでくれたシャチリにはやはり期待してしまいますね。
    前線の活性化が激しすぎて、残った宿題のフェキル獲得をどうするのか?には非常に興味があります。
    GK問題はポジションの特性上早く決まるに越したことはないのですが、裏では動いてるとは思えどなかなか話題にならないですね。
    先日のトランメア戦でもCL決勝のミスを上回るポカをしたカリウスに心中するのであれば、個人的にはそれもまたレッズっぽくていいなと思いつつ、ウォードのファーストチョイスの可能性をプレシーズンでしっかり追いかけたいと思う次第です!

    んー、中盤〜前線が戦力過多になってるとはいえど、フェキルは獲得してほしいなあ…。

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