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エンドンベレ、クラーク、サリバ…トッテナムの新戦力獲りまくり劇場、いよいよ開幕⁉

「テレグラフ」は5500万ポンド、「スカイスポーツ」は6500万ポンド(約88億円)。現地メディアが報じる移籍金はバラバラですが、どれをとってもクラブレコードです。昨季プレミアリーグを補強ゼロで耐え抜き、TOP4フィニッシュ&チャンピオンズリーグファイナル進出という素晴らしいシーズンを過ごしたトッテナムが、いきなり大型補強を決めたと報じられています。ルーカス・モウラ以来、1年半ぶりの新戦力と目されているのは、オリンピック・リヨンのセントラルMFタンギ・エンドンベレ。22歳の即戦力は、若手にこだわるスパーズらしいチョイスで、プレミアリーグを代表するMFになる予感が漂う大器です。

2017-18シーズンにアミアンからリヨンにレンタルされ、32試合に出場したエンドンベレは、総合力の高さを買われてオフシーズンに完全移籍。CBの前にポジションを取り、先読みの鋭さでインターセプトを重ねていくセントラルMFは、昨季の公式戦49試合で3ゴール8アシスト、リーグアンでは34試合1ゴール7アシストと攻撃面でもセンスのよさを見せつけました。プレミアリーグで求められるフィジカルの強さに加えて、足元の技術も確かな選手で、ドリブルで突き進む姿に在りし日のデンベレを重ね合わせるサポーターが多いのではないでしょうか。

守備のタスクを確実にこなしつつ、ナビル・フェキルと同数のアシストを記録したエンドンベレの加入で、スパーズの攻撃力は高まるのではないかと思われます。ワニャマが負傷続きで、エリック・ダイアーは不安定なプレイが目立っていた中盤の真ん中は、ハリー・ウィンクスとシソコが何とか支え続けてくれていたのですが、22歳の新しいMFは攻撃に変化をもたらすとともにCBの負担を軽くしてくれるでしょう。5年契約を結ぶといわれているフランス代表MFは、近日中にメディカルチェックを済ませて、ノースロンドンで白いシャツを手にすると伝えられています。

さらにスパーズは、チャンピオンシップから18歳のウインガーを連れてくるようです。リーズのジャック・クラークは、ユルゲン・クロップが狙っているといわれた原石で、両ワイドからドリブルで斬り込むことができるプレーヤーです。昨季のチャンピオンシップでは22試合2ゴール2アシスト。繊細なステップでDFを困らせる姿をプレミアリーグで見るのは、少し先になるかもしれませんが、若手育成の手腕に定評があるポチェッティーノ監督は、カラバオカップあたりで試そうとするかもしれません。850万ポンド(約12億円)でリーズと合意したといわれている若手も、近いうちに正式発表があるでしょう。

次のターゲットは、サンテティエンヌの18歳CBウィリアム・サリバでしょうか。アーセナルが個人合意に達したともいわれていたU-19フランス代表について、クラブが3000万ポンド以上を要求しているようで、ガナーズが提示した2700万ポンド(約36億円)を蹴ったと報じられたばかりです。リーグアン16試合出場と伸び盛りのCBをスパーズが脇から奪うとなれば、ガナーズとのポジションの逆転を再確認させられる事件です。夏のマーケットで、アーセナルが相当うまく立ち回らなければ、1年ではひっくり返せないギャップが生じるのではないでしょうか。CL準優勝とEL準優勝、明るいスパーズとシブいガナーズが繰り広げる場外のノースロンドンダービーの決着が気になる今日この頃であります。

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“エンドンベレ、クラーク、サリバ…トッテナムの新戦力獲りまくり劇場、いよいよ開幕⁉” への2件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    確かに今やアーセナルよりトッテナムの方が魅力あるクラブになりつつある。けど完全に逆転するにはプレミアのタイトルをそろそろ取らないと。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    プレミアリーグ史上最も強いであろうシティとそれにギリギリまで肉薄したリバプールがいなければ、来季こそはリーグ制覇を、とも口にできるんですけどねぇ。
    5年前、10年前にこの黄金期が到来していれば…。
    短期的な目標としてはプレミアで勝ち点80以上&CLで決勝トーナメントに進出、を安定して達成できるクラブになることですかね。
    その上で良きときには、さらにその上の結果も出せれば。
    18歳のサリバ、クラークはどちらも確保したとて即戦力とはいかないでしょうから、もう一人か二人は最低限レギュラー争いできる選手が欲しいところ。
    あとはどこのクラブも同じでしょうけど、退団する選手が早く決まって欲しいですね。
    エリクセン、トビーはもちろん残って欲しいけれど、ラメラとかワニャマとかトリッピアーとかローズとかどうするのか…。

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