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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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バルサ残留希望のストライカーを口説き落とせ!チェルシーのオーバメヤン獲得交渉が本格スタート!

「ピエール・オーバメヤンのディール。先週の日曜日から予定されていた数時間後のミーティングの主な焦点は、個人的な条件だ。チェルシーは契約期間と年俸について話し合う予定。その後、バルセロナへの最初の正式なオファーを準備する」(ファブリツィオ・ロマーノ)

ロメウ・ルカクをインテルに貸し出し、ティモ・ヴェルナーを古巣ライプツィヒに売却したチェルシーが、いよいよアクセルを踏むと報じられています。最前線のゴールゲッターとして白羽の矢を立てているのは、以前から現地メディアのネタになっていたピエール=エメリク・オーバメヤンです。

ドルトムントでブンデスリーガ144試合98ゴール、アーセナルでプレミアリーグ128試合68ゴール、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグではトータル87試合42ゴール。サンテティエンヌに在籍していた2011-12シーズンにリーグアン16ゴールという数字を残してから、12年連続で2ケタゴールをゲットしているオーバメヤンは、バルセロナでもラ・リーガ17試合11ゴールという素晴らしいスタッツを残しました。

33歳とはいえ、1月の移籍でこれだけのゴールを決めたストライカーを、夏に手離そうとするクラブは彼らぐらいでしょう。今後25年間のテレビ放映権を売却するという荒業で資金を調達したバルセロナは、ロベルト・レヴァンドフスキやケシエなどワールドクラス6人を引き入れ、サラリーキャップルールを守るために主力の売却と減俸を進めています。

バルサ残留希望のオーバメヤンは、「1週間以内に退団するか、大幅なサラリーダウンを呑むか」という残酷な二択を迫られているようです。いやー、ひどい話ですね。1週間前に、「現在の環境に満足しており、チェルシー移籍には興味がない」と伝えられていたゴールゲッターは、ドルトムント時代のボスに熱烈に口説かれれば、プレミアリーグ復帰に傾くと見られています。

バルセロナが要求している移籍金は約2500万ポンド。チェルシーは2200万ポンド(約35億7000万円)を提示するといわれており、300万ポンド程度のギャップはすぐに埋まるでしょう。マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、ぜひとも来ていただきたい選手でしたが、チャンピオンズリーグに出たいといわれれば、返す言葉はありません。

来週早々には、話はまとまるのではないでしょうか。アーリング・ブラウト・ハーランド、ダルウィン・ヌニェス、ガブリエウ・ジェズス、リシャルリソン、オーバメヤン…今季プレミアリーグの楽しみのひとつは、ビッグクラブが引き入れたゴールスコアラーたちも食い込んでくるはずの得点王争いです。ガナーズの元エースのロンドン帰還が決まったら、あらためて報告いたします。


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