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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ実働1年のCBとFWに1億4000万ポンド!? チェルシーの補強&売却最新トピックス!

デッドラインデーまで、残り9日。プレミアリーグ3節でリーズに3-0で完敗し、12位に後退したチェルシーの補強は順調とはいえません。これまで、1000万ポンド以上の新戦力は5人。6000万ポンドのククレジャ、4750万ポンドのスターリング、3300万ポンドのクリバリは即戦力ですが、ヴィラに2000万ポンドを支払ったチュクエメカと、1680万ポンドでインテルから引き入れたチェーザレ・カサディは将来を見据えた投資です。

マーケットに投じた総額は1億8000万ポンド(約291億円)。それでもまだ、課題となっているポジションが残っています。ルカクが抜けたセンターフォワード、クリステンセンとリュディガーが去った3バック、放出候補が多いサイドアタッカー。オーバメヤン、アンソニー・ゴードン、フォファナが候補といわれているのですが、獲得に近づいているといえるのはストライカーだけです。

「スカイスポーツ」「Goal」など、多くのメディアがオーバメヤンはクラブ間合意寸前と報じています。移籍金は1500万ポンド~2500万ポンド(約24億~40億円)。33歳ではあるものの、プレミアリーグ128試合68ゴールという実績があるストライカーのお値段としては、お手頃価格といえるでしょう。

悩ましいのは、フォファナとアンソニー・ゴードンです。CBを売りたくないレスターは8000万ポンド以上を要求しており、エヴァートンは4500万ポンドを拒否したと伝えられています。両者ともに、プレミアリーグでフル稼働したのは1シーズンのみ。2020-21シーズンに28試合に出場したフォファナは、昨季は負傷で7試合出場に留まっており、アンソニー・ゴードンは2021-22シーズンの35試合4ゴール2アシストが唯一のレギュラーの実績です。

トップチームデビュー以来、リーグ戦出場57試合の選手に、DFのプレミアリーグレコードとなるビッグマネーを注ぎ込むのか。昨季のドリブルとクロス成功のランキングでいずれも40位のウインガーは、6000万ポンドを賭ける価値があるのか。

伸びしろがある逸材とはいえ、ギャンブルであることは否めません。ダニー・ドリンクウォーターとロス・バークリーがどうなったかを思い出してから、最終ジャッジを下すべきでしょう。彼らは既に、破談になった際のオプションを考えているようで、ブライトンのCBウェブスター、ミランのポルトガル代表FWラファエル・レオン、ポルトのペペといった名前が挙がっています。

新戦力の獲得を急ぐ一方で、余剰戦力の整理も進めなければなりません。エメルソン・パルミエリのウェストハムは決定。ハドソン=オドイは、レヴァークーゼンへのローン移籍の交渉が大詰めです。ツィエクはアヤックス、プリシッチにはマンチェスター・ユナイテッドという噂が流れています。

マルコス・アロンソのスペイン帰還は既定路線。ビリー・ギルモアはオファー待ちです。動きが見えなくなったフレンキー・デ・ヨングを入れると補強は最大4人、売却は6人か。最後まで動きまくるであろうチェルシーの立ち回りに注目したいと思います。


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