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地元メディアがレポート!「モロッコ代表のソフィアン・アムラバトがリヴァプール移籍を熱望」

ジュード・ベリンガム、エンソ・フェルナンデスに加えて、ソフィアン・アムラバトとモイセズ・カイセド。プレミアリーグ6位からの巻き返しを期すリヴァプールは、中盤の改革が必要となっており、冬と夏のマーケットで複数の新戦力を獲得すると見られています。

クロップ監督が抱える課題は2つ。ひとつめは、主力の高齢化です。ジェームズ・ミルナーは年が明けたら37歳。ジョーダン・ヘンダーソンは32歳、チアゴ・アルカンタラは31歳です。優勝を争った昨シーズンと比べると、奪われた後にプレスを外され逆襲を喰らうシーンが増えており、運動量が豊富なMFの獲得が急務となっています。

2つめは、余剰戦力の整理です。ターゲットは、夏に契約が切れるナビ・ケイタとチェンバレン。両者ともに、度重なる負傷に悩まされており、ギニア代表は今季のプレミアリーグ出場はゼロ。29歳になったチェンバレンは、途中出場3回に留まっています。

「リヴァプールエコー」は、「1月のマーケットで去る可能性がある6人」と題した記事のなかで、契約延長交渉が進んでいない彼らは放出候補といい切っています。ピークを過ぎたベテランと、エリオット、ファビオ・カルヴァーリョ、カーティス・ジョーンズといった20歳前後の逸材の間がぽっかり空いているチームは、「守備に長けた即戦力」を加えたいところです。

冒頭に挙げた候補は、いずれもワールドカップで脚光を浴びており、所属クラブにとっては代えが効かないキーマンです。ジュード・ベリンガムとエンソ・フェルナンデスは、ドルトムントとベンフィカがシーズン途中の離脱を認めないでしょう。ブライトンのカイセドも、バーバーCEOが「売らない」と明言。冬に来る可能性が最も高いのは、ソフィアン・アムラバトでしょう。

「リヴァプールエコー」のポール・ウィーロック記者は、モロッコのベスト4進出に貢献したアムラバトがリヴァプールへの移籍を熱望しているとレポート。クロップ監督は、既に代理人と会っており、トッテナムとの争奪戦をリードしていると伝えています。

アトレティコ・マドリードに加えて、「ドイツのあるクラブ」も興味を示しているものの、本人はプレミアリーグで新たな発見をしたいという気持ちが強く、レッズ本命は揺るがないようです。2024年までの契約を延長したいフィオレンティーナは、完全にドアを閉めておらず、4000万ポンド(約67億円)のオファーがあれば応じるといわれています。

ジュード・ベリンガムとエンソ・フェルナンデスをダブルで獲るともいわれているクラブは、長期離脱のルイス・ディアスのポジションも埋めなければならず、中盤強化は夏に先送りするかもしれません。

プレミアリーグのTOP4フィニッシュを確たるものにするために、ボックス・トゥ・ボックスのモロッコ代表を獲れるなら動くべきと思われるのですが…。引き続き、クロップ監督とジュリアン・ウォードSDの決断を追いかけたいと思います。(ソフィアン・アムラバト 写真著作者/Meghdad Madadi)


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