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ウガルテは獲得寸前、カイセド争奪戦も実は有利⁉ 中盤改革を進めるチェルシーの補強最新トピックス!

コヴァチッチはマンチェスター・シティ、メイソン・マウントはマンチェスター・ユナイテッド、ロフタス=チークはACミラン。個人条件が合意に達したといわれている選手は、MFばかりです。マウリシオ・ポチェッティーノ監督を招聘し、中盤改革を推進しているチェルシーですが、同時にGKと最前線の強化も断行するようです。

ケパ・アリサバラガとエドゥアール・メンディをダブルで放出する可能性もあるといわれており、代役候補はインテルGKアンドレ・オナナとバレンシアのギオルギ・ママルダシュビリ。ジョアン・フェリックスは買い取らないと決めた前線は、オーバメヤンも戦力外となっており、ヴィクター・オシムヘンやアレクサンダル・ミトロヴィッチの名前が挙がっています。

ターゲットといわれている選手のなかで、一番乗りとなりそうなのは、スポルティングCPで守田英正とコンビを組むマヌエル・ウガルテです。ポルトガルメディア「レコード」が契約成立と報じ、ファブリツィオ・ロマーノさんは「詳細を詰めている」とツイートしています。

トランスファーマーケットに詳しいジャーナリストが発した「詳細」は、おそらくウガルテのサラリーでしょう。「スカイスポーツ」によると、トッド・ベイリーが提示した172万ポンド(約3億円)という額に、ウガルテ側が難色を示したとのこと。その後チェルシーは300万ポンド(約5億2000万円)に増額し、交渉は再度軌道に乗っています。

2021年1月にポルトガルのファマリカンに移籍した22歳のウルグアイ代表MFは、その年の8月にスポルティングCPに加わり、2シーズンで公式戦86試合1ゴール。ボールを奪取するスキルとキープ力が強みで、カンテを失っても守備の強度を保ってくれるでしょう。チェルシーはバイアウト条項にある5200万ポンドを支払うつもりで、もはやディールに障壁はありません。

2人めの「DONE DEAL」は、激しい争奪戦が予想されているモイセス・カイセドになるかもしれません。アーセナル、リヴァプールとのバトルは、CL出場権を持っているノースロンドンが有利に見えますが、「ガーディアン」のジェイコブ・スタインバーグ記者は、ブルーズのアドバンテージを指摘しています。

「カイセドを売ってくれたら、ルイス・ダンクとともに最終ラインを締めたレヴィ・コルウィルのローンを1年延長する」といわれたら、デ・ゼルビ監督と経営ボードはロンドンとマージーサイドを切るのではないか…。8000万ポンド(約139億円)といわれる移籍金を減額できる可能性もあり、21歳のエクアドル代表は、思いのほか早く合流するかもしれません。

エンソ・フェルナンデス、ウガルデ、カイセドが揃ったら、守備の強度は高まるでしょう。その後は、得点力不足の前線の強化が最重要課題となります。カイ・ハヴェルツはレアルマドリードか、残留か。インテルが買い取り拒否と報じられたロメウ・ルカクの復帰はあるのか。大型補強はないといわれていたこの夏も、彼らがマーケットの主役になりそうな雲行きです。(マウリシオ・ポチェッティーノ 写真著作者/Дмитрий Голубович)


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