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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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カンセロの獲得交渉開始、サリバは契約延長に合意…アーセナル関連の記事に叫んでしまった夜の話。

正直に、申し上げます。アーセナルがジョアン・カンセロの獲得をめざしているという話は、よくあるゴシップの類だと思っていました。ペップの構想からはみ出たジンチェンコとガブリエウ・ジェズスを売ってくれたからカンセロも…というのは、われわれプレミアリーグファンやグーナーがすぐに思いつきそうなストーリーです。

3日ほど前に「メトロ」の記事を発見したときも、記者の作文だろうと軽い気持ちで流し読みしました。それからしばらくは、すっかり忘れていたのですが、「フットボールインサイダー」が同じネタを配信していることに気づき、調べてみると…。

「スカイスポーツ」「フットボールロンドン」「ミラー」「デイリー・メール」「ザ・サン」などなど、現地メディアが一斉に報じています。コレ、マジだったんですか? 慌てて記事を読むと、デクラン・ライスに集中していると思っていたクラブは、口頭で交渉を開始したようです。てっきり、バルサかレアル・マドリードに行くのだと思い込んでいました。

1月にペップと揉めてしまい、バイエルン・ミュンヘンにローンで移籍したポルトガル代表SBは、ブンデスリーガで15試合に出場したものの、買い取りオプションは行使されないと伝えられていました。ドイツメディア「キッカー」は、カンセロはスペインに行きたがっており、ローンに消極的なマン・シティは4300万ポンド(約75億円)を主張していると報じていました。

契約が4年残っているとはいえ、29歳のSBとしては高額です。クロスの精度とパスワークに定評があるカンセロは、年を追うごとに背後のスペースを突かれるシーンが増えており、冨安健洋やベン・ホワイトがいるチームは手を出さないのではないかと思っていました。しかし実際は、アルテタ監督とエドゥSDのレーダーにしっかり捕捉されていたようです。

カンセロが加わったら、ベン・ホワイトは右サイドとCBの両方で起用されるのでしょうか。冨安が復帰すれば、右のSBとCBは4人となり、ホールディングを売ってもセンターの代役は不要になります。いやいや、バジャドリードのイヴァン・フレズネダは?クラブが降格したため、1700万ポンド(約30億円)で契約を解除できる18歳は、間違いなくお買い得案件でしょう。

フレズネダもカンセロも左右両サイドでプレイできるので、2人とも押さえておけば、ティアニーの退団にも対応できるという目論見なのかもしれません。マン・シティのSBに関する情報収集を進めていると、「スカイスポーツ」のトランスファーライブブログの小さな投稿が目に留まりました。

「ウィリアム・サリバがアーセナルとの新たな4年契約に合意した」

おお!今はこっちのほうがビッグニュース。高額サラリーを要求しているといわれておりましたが、同じレベルのCB獲得の難易度を考えれば、いくらかかっても囲い込むべきと思っていました。ガナーズの守備力を格段に高めたフランス代表は、3年後にはプレミアリーグNo.1といわれる存在になっているのではないでしょうか。

デクラン・ライスを引き入れた後、カイセド、カンセロ、フレズネダらを獲りにいきつつ、ニコラ・ペペやタヴァレスなどの余剰戦力を売却できればOK。モイーズ監督がほしがっていると報じられたスミス・ロウは、何としてもキープしたいものです。すみません。いつも以上にとっちらかってしまいました。カンセロはノーマーク、サリバは想像以上のスピードだったので…!


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“カンセロの獲得交渉開始、サリバは契約延長に合意…アーセナル関連の記事に叫んでしまった夜の話。” への1件のコメント

  1. グッチ より:

    更新ありがとうございます。何と言うか、アルテタアーセナルは師匠ペップの歩みを早回しでなぞっている印象があります。
    その先には0トップや偽SBのようなアイデアを更に尖らせるのか、あるいは師匠が到達したハーランドという原点回帰なのか、来季欧州で戦った上でアルテタがどのルートを選ぶのか楽しみです。

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