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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

リヴァプール、アーセナル、チェルシー…静かで奇妙な争奪戦、ロメオ・ラヴィアに関する最新事情!

リヴァプール、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドが揃う豪華なバトル、しかし誰もがすぐに動けない奇妙な状況。サウサンプトンのヤングスター、ロメオ・ラヴィアに関する情報は錯綜しており、最後に笑うクラブを予想するのは困難です。

「最強の2番手、あるいは3番手」の争奪戦で、ポールポジションといわれているのはリヴァプール。マック・アリスターとドミニク・ショボスライを首尾よく押さえたマージーサイドのクラブは、19歳のセントラルMFを獲得するうえで、制約条件がありません。ファブリツィオ・ロマーノさんは、「彼はリストの上位にいる。2週間前から代理人と話している」と伝えています。

勝てそうなレッズが一気に動かないのは、他にも獲りたい選手がいるからでしょうか。「スカイスポーツ」によると、「ニースのケフラン・テュラムを本気で狙っている」。ニューカッスル、バイエルンと競合すると報じられた22歳は、移籍金3850万ポンド(約70億円)といわれています。ラヴィアが5000万ポンドまで高騰するなら、こちらに切り替えるかもしれません。

チェルシーのネックは明確で、モイセス・カイセドを巡る交渉です。6000万ポンドを拒否したブライトンに対して、8000万を突き付ければすぐにでも決まるかと思いきや、1億ポンドを要求していたクラブは呑まないという話が出回っています。2番手の話を進めるためには、エクアドル代表のディールを決着させなければなりません。

一時は最有力といわれていたアーセナルは、ライバルに後れを取っていると書かれるようになりました。現地で報じられている彼らのハードルは2つ。週末に決まるといわれているデクラン・ライスに関する調整が続いていることと、トーマス・パーティーの去就です。ガーナ代表が残留となれば、ベルギー代表を断念して他のポジションを優先する可能性があるということでしょう。

マンチェスター・ユナイテッドは、メイソン・マウントが先決。予算が1億2000万ポンドしかないといわれているクラブは、誰かを売らないと優先順位を上げられないはずです。マンチェスター・シティが持っている4000万ポンドの買い取りオプションは、2024年にならないと発動せず、その手前でガチンコの勝負はしたくないでしょう。

この夏のトランスファーマーケットで、最大の争奪戦。マン・シティの買い取りオプションの額が最低ラインなら、ルーク・ショーの3200万ポンドを上回る10代の史上最高額となります。現地メディアが2週間以上煽り続けているのに、にらみ合いが続く静かな戦いは、どんな決着になるのでしょうか。どこも獲らないという着地だけは、ないと思うのですが…。


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