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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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総額1億ポンド以上? アーセナルが売却する可能性ありといわれる10人の現状。

カイ・ハヴェルツ、デクラン・ライス、ユリエン・ティンバーへの投資は、トータルで2億ポンド超。プレミアリーグとチャンピオンズリーグの頂点をめざして、ビッグディールを連発しているアーセナルは、余剰戦力と退団を考えている選手を売却して、次なるターゲットの獲得に充当したいところです。

現在、正式に退団が決まったのは、600万ポンドでモンツァに移籍したパブロ・マリのみ。レヴァークーゼンが既定路線といわれているジャカは、デクラン・ライスの正式発表の後、グリーンライトが灯ると報じられています。「フットボールロンドン」のトム・カントン記者は、「当初1300万ポンドといわれていた移籍金は、2150万ポンドに膨らむ見通し」とレポートしています。

退団希望と伝えられたトーマスは、ラビオの契約延長でユーヴェ移籍の道が閉ざされ、欧州のクラブからのオファー待ち。「本人が拒否したサウジアラビアが最有力」という報道もありますが、納得感がある話がなければ、残留するのではないでしょうか。ユーヴェ関連の記事では、移籍金は最大1700万ポンドと書かれており、相応の額ならガナーズはノーとはいわないでしょう。

クラブ最高額といわれているのは、ローン移籍を拒否しているフォラリン・バログンです。アーセナルの評価額は5000万ポンド。昨今の移籍金相場の高騰を見ると、リーグアン37戦21発という実績なら、もっと高くても違和感はありません。ミラン、インテル、ローマ、マルセイユの争奪戦が希望の額で決着すれば、デクラン・ライスの半額を回収できます。

彼とチャーリー・パティーノは、できることなら買い取りオプションを付けたい逸材です。2021-22シーズンのカラバオカップでデビュー戦ゴールを決めた19歳のMFは、プレミアリーグのクラブを希望しているようですが、未だ耳を傾けるべきオファーはないようです。

サカ、スミス・ロウ、マルティネッリなど、生え抜きの育成と青田買いで長期的な強化を志向したクラブは、想定外の急激な進化を遂げなければ、2人をじっくり育てようとしたはずです。プレミアリーグで優勝を争った直後に、大型補強で勝負に出たエドゥSDとアルテタ監督の判断は妥当でしょう。しかし、スカッドの厚みゆえに彼らが見切ったのだと思うと、悔しさが募ります。

このほか、売却候補と目されているのは、バーンリーが注視しているサンビ・ロコンガ、出番を増やしづらいヌーノ・タヴァレス、セドリク・ソアレス、ホールディング。ティアニーも残留といい切れず、膝を負傷しているニコラ・ペペは契約を解除する可能性があると報じられています。

ここまでで、10人。実際に出ていくのは、何人になるでしょうか。スピーディーなビッグディールとともに、総額1億ポンドを超えそうな売却の進捗にも注目したいと思います。


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“総額1億ポンド以上? アーセナルが売却する可能性ありといわれる10人の現状。” への1件のコメント

  1. ケイスケ より:

    最近のアーセナルの移籍を見ると移籍金の半分回収できれば、いいほうでしょう

    それにしても、今夏にこれだけのビックネームがくるとは去年の今頃では考えづらいことですね

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