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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プリシッチはミラン移籍間近、ルカクはインテル復帰…順調に売却を続けるチェルシーの最新情報!

アーセナルに移籍したカイ・ハヴェルツは6500万ポンド、マン・シティのコヴァチッチは3000万ポンド、ACミランに行ったロフタス=チークは1700万ポンド、マン・ユナイテッドを選んだメイソン・マウントは6000万ポンド。クリバリ、メンディを入れると総額2億ポンドを超えるチェルシーの売却リストに、2人が加わると報じられています。

移籍金2000万ポンド(約36億円)でACミランに向かうと報じられたのは、クリスティアン・プリシッチ。確度が上がらないと記事にしない「BBC」と、クラブに近いソースを持つファブリツィオ・ロマーノさんが「close to」「Here we go!」といえば、ほぼ決まりです。移籍市場のスペシャリストは、「水曜日のメディカルチェックの後、正式契約」とツイートしています。

2019年にドルトムントからチェルシーに移籍したときは、5760万ポンド。初年度は公式戦34試合11ゴール10アシストと、まずまずのスタッツでしたが、負傷で出遅れた2年目から徐々に存在感を失っていきました。年明けに膝を痛めた昨季は、後半戦の先発が2回しかなく、プレミアリーグ30試合1ゴール2アシスト。チャンスメーカーとしては不本意な数字です。

ロンドンで過ごした4年で145試合26ゴール。ドルトムントでトゥヘル監督の目に留まり、17歳でトップチームデビューを果たした早熟のアタッカーは、24歳になりました。ポチェッティーノ監督が率いる新チームで、巻き返すのは難しかったでしょう。今はただ、セリエAで自らの強みを発揮していただければと願うのみです。

「BBC」のサイモン・ストーン記者が、移籍する可能性が高まったといっている選手がもうひとりいます。チェルシーが求めるロメウ・ルカクの移籍金は4000万ポンド(約73億円)。アンドレ・オナナをマンチェスター・ユナイテッドに売ろうとしているインテルは、そこで得たキャッシュをストライカーの費用に充てる可能性があります。

2021年にインテルからチェルシーに復帰した際は、クラブ史上最高額の9750万ポンド。2021-22シーズンのプレミアリーグは26試合8ゴール1アシストで、ボールをもらえず孤立する姿が目立ちました。昨季はローンでインテルに戻り、セリエA25試合で10ゴール6アシスト。愛するクラブに残りたがっているルカクに、ユーヴェも関心があるようですが、本線はやはりミラノでしょう。

2人のFWを売りさばいて5000万~6000万ポンドを手に入れたら、新戦力獲得に集中できます。交渉が止まっているモイセス・カイセドは、ブライトンが主張する1億ポンドに近づくしかないのでしょうか。前線は、ヴラホヴィッチやディバラの名前が挙がっていますが…。ダイエットに成功したチェルシーの次の一手に注目しましょう。


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