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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ライプツィヒのSDがグヴァルディオルの合意報道を完全否定。マン・シティは押し切るか、撤退か?

「マンチェスター・シティとの合意はない。全然違う。彼らが獲得を望んでいるのは事実だ。しかし今、われわれはかけ離れている。ショボスライの移籍で経済的に安定した。お金は必要ない。ヨシュコには残ってほしい」

「ヨシュコはここにいる。メディカルチェックはしていない。彼はプロフェッショナルだから、われわれに隠れてやったとは思えない。合意などしていないんだ」

「われわれは何らかの情報をブロックするクラブではない。透明性がある。われわれには独自のアイデアがあり、それを実現したいと考えている」

メディアの報道を否定したのは、RBライプツィヒのスポーツディレクター、マックス・エベール。あのファブリツィオ・ロマーノさんが「Here we go」とハンコを捺したディールが、これほど違う話になるのは珍事です。「メディカルチェックのセカンドパートは木曜日」「その後すぐに書類を準備」というレポートは、当事者によってすべて覆されました

従前、ライプツィヒのSDが認めていたのは、選手とエージェントからマン・シティへのトランスファーリクエストが提示されたことと、交渉中であることだけでした。1億ユーロ(8660万ポンド=約156億円)を要求していたクラブは、ドミニク・ショボスライを引き抜かれた代償として6000万ポンドを手に入れてから、方針変更したようです。

「ミラー」のマシュー・クーパー記者が立てた見出しは、「ペップ・グアルディオラは、リヴァプールがレコードとなる夏の移籍プランを台無しにしたと語っている」。2019年の夏、レスターからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したハリー・マグワイアは8000万ポンドでした。今回のディールが成立すれば、DFとしてのプレミアリーグレコードは更新される可能性があります。

トレブルを達成した指揮官が、こんなことを口にしたかどうかは定かではありません。もっといえば、エベールSDも、マン・シティから最大限のフィーを引き出すために挑発しているのかもしれません。ヨシュコ・グヴァルディオルが9月を過ごすのは、マンチェスターかライプツィヒか。現状はイーブンですが、最後はプレミアリーグ王者が押し切るのではないでしょうか。

破談になるパターンは、「マン・シティが高すぎると判断して撤退」「ライプツィヒの徹底抗戦で時間切れ」「クラブに説得された本人が残留を決断」の3つです。ドイツのクラブはマン・シティのオファーに応じているので、2年前のハリー・ケインのように8月末まで引っ張るということはないでしょう。

グリーリッシュに1億ポンドを投じたクラブは、32歳になったマフレズの放出で望外の3000万ポンドを手に入れようとしています。8660万ポンドは、ウインガーに加えてラポルテやジョアン・カンセロを手離せば、すんなり調達できるレベルです。

デクラン・ライスの値段を争ったアーセナルVSウェストハムは、マン・シティの乱入で1億ポンド超を引き出したハマーズの勝利。チェルシーVSブライトンは、カイセドの評価額を譲らないサウスコーストが優位に立っています。夏の最重要ターゲットを押さえたいマン・シティは、ピッチで見せる圧倒的な攻撃力をここでも発揮すると見ます。答え合わせは8月でしょうか…?


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