イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

懸案だった中盤強化のファイナルアンサー!リヴァプールの選択はバイエルンのフラーフェンベルフ!

プレミアリーグにおけるトランスファーマーケットのデッドラインは9月1日23時。残り28時間となって、リヴァプールが懸案のセントラルMFの獲得に近づいているというニュースが入ってきました。「Ryan Gravenberch to Liverpool, here we go! 」。ファブリツィオ・ロマーノさんがディール成立と伝えたのは、バイエルン・ミュンヘンのライアン・フラーフェンベルフです。

アヤックスのアカデミー出身のオランダ代表MFは、1年前に移籍したバイエルン・ミュンヘンで出番を得られず苦しんでいました。2022-23シーズンはブンデスリーガで24試合に出場したものの、先発はわずか3試合。今季もアウクスブルグ戦で9分ピッチにいただけで、レオン・ゴレツカとキミッヒのバックアッパーというポジションが変わる気配はありませんでした。

190cmの長身ながら、足元の確かさに定評がある21歳は、インサイドとセントラルを両方こなせる選手を求めるクロップのチームにはぴったりです。アヤックス時代はアシストも多く、ボックス・トゥ・ボックスのMFとして運動量と前線への供給力をアピールできれば、遠藤航をバックアッパーに追いやれるでしょう。

ファブリツィオ・ロマーノさんによると、移籍金は3430万ポンド(約63億円)で、430万ポンドのアドオンが付いているとのこと。「23時間以内に5年契約にサインする」と伝えたジャーナリストは、「既にメディカルテストの予定が入っており、31日の夜じゅうにリヴァプールに飛ぶ」と続けています。

ミルナー、チェンバレン、ナビ・ケイタ、ファビーニョ、ヘンダーソン、ファビオ・カルヴァーリョが抜けて、マック・アリスター、ショボスライ、遠藤航、フラーフェンベルフ。新戦力のうち、CLに出場するクラブでレギュラーだったのはショボスライだけで、レッズのミッドフィールドは小粒になった感は否めません。

そんななかで、このチームが抱く希望は、遠藤とチアゴ以外は25歳以下という若さです。バイチェティッチ、カーティス・ジョーンズ、エリオット、ベン・ドーク、フラーフェンベルフは伸びしろがあり、ショボスライもさらなるスケールアップを遂げる可能性があります。経験値を失った中盤は、短期的には不安ですが、「世代交代が進んだ」と前向きに捉えるべきでしょう。

バイエルンから加わるニューフェイスのプレミアリーグデビューは、5節のウルヴス戦でしょうか。ファン・ダイクがいない苦しい季節を乗り切るためには、中盤の守備力が不可欠です。レギュラーに定着するのは、フラーフェンベルフか遠藤か。クロップ監督の采配に注目しましょう。
(ライアン・フラーフェンベルフ 写真著作者/Sepguilherme)


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す