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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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エリック・ダイアーはバイエルンと個人合意!CBの補強が必須のトッテナムはドラグシン獲得間近!

「まったく知らない。ダイアーは昨日のトレーニングで負傷した、 それが今日選ばれなかった理由だ」。アンジェ・ポステコグルー監督は、エリック・ダイアーはバイエルンに移籍するのではないかと問われ、即座にかわしました。FAカップ3回戦のバーンリー戦のベンチには、負傷が癒えたセセニョンとファン・デ・フェンの姿はあれど、10年めを迎えたCBはいませんでした。

最終ラインはペドロ・ポロ、エメルソン、ベン・デイヴィス、ウドジェ。またしてもSB4枚が並んだスパーズは、プレミアリーグ19位のクラブを1-0で下しました。勝負を決めたのは、ペドロ・ポロが78分に放ったスーパーショット。ムリッチのスローを受けたアムドゥニのドリブルをカットしたSBは、GKが一歩も動けない強烈なミドルを左のサイドネットに突き刺しました。

クロス11本、ロングフィード12本、チャンスクリエイト3回、ドリブル成功2回。圧巻のパフォーマンスを披露したペドロ・ポロと、パス成功107本&デュエル8勝1敗のエメルソン・ロイヤルを見ていると、エリック・ダイアーの不在は気にならなくなります。トゥヘル監督が夏からチェックしていたといわれるCBは、15日が30歳のバースデー。今こそが売り時なのかもしれません。

トッテナム・ホットスパー・スタジアムが今年初の勝利に沸いた1時間後、「ザ・タイムズ」がエリック・ダイアーとバイエルンが大筋合意に達したと報じました。そうなると次の興味は、同じく個人条件合意と伝えられているラドゥ・ドラグシンを巡るジェノアとの交渉です。アルベルト・ザングリッロ会長は、今季のセリエAでフル出場のCBを安売りする気はないようです。

「ラドゥはトッププレーヤーであり、トップガイでもある。われわれは誰も売る必要はない。誰かに決断を強制されることもない」。3000万ユーロ(2580万ポンド=約47億5000万円)を要求するジェノアに対して、スパーズのオープニングオファーは1720万ポンド。交渉は長引くかと思いきや、ナポリが提案した選手と金銭のセットによって状況が変わったといわれています。

ファブリツィオ・ロマーノさんは、スパーズは間もなくジェノアの要求に近づくオファーを提示する予定で、交渉は週末も続く見通しと伝えています。昨季のセリエBで38試合4ゴールという数字を残し、ジェノアの昇格に貢献した21歳のルーマニア代表は、目標とするファン・ダイクと戦えるリーグからの招待状に心を躍らせているのではないでしょうか。

「スカイスポーツ」によると、ダイアーがいない理由を問われた指揮官は、再三の質問に対して「わからない。ケガは作り話じゃない。ケガしていなければ、選ばれなかったといえばいい。簡単なことだ」と言い張りながらも、「ベン・デイヴィスが負傷したけど、それでもダイアーを失う余裕があるのか」と聞かれると、イエスと答えたそうです。

バイエルンもスパーズも、意中のプレーヤーを手に入れられるでしょう。ポステコグルー監督は、オールド・トラフォードに乗り込む新年最初のプレミアリーグに、ニューフェイスを連れていけるでしょうか。イタリアのクラブとのディールは、「決まるか否か」から「いつ決まるか」にシフトしています。


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