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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

イサク、シェシュコ、ギョケレス…アーセナルの獲得候補は全員ゴール量産中で、移籍金の高騰必至!

アーセナルにとっては、残念な終盤戦となりました。いえ、プレミアリーグの優勝争いの話ではありません。夏のトランスファーマーケットにおけるターゲットの近況です。ライプツィヒのベンジャミン・シェシュコ、スポルティングCPのヴィクトル・ギョケレス、そしてニューカッスルのアレクサンダル・イサクがよりによって全員、無双状態です。

17歳だった2020年の夏にザルツブルグに移籍したシェシュコは、2022-23シーズンのリーグ戦で30試合16ゴールとブレイク。このシーズンが始まる前に、2023-24シーズンからの契約を公表したライプツィヒは、移籍金2100万ポンドを支払ったと報じられました。初めてのブンデスリーガは、前半戦を終えて14試合3ゴール。チームにフィットしているとはいえませんでした。

初めてのフルタイム出場は、19節のシュツットガルト戦。この試合でゴールを決めた20歳のストライカーは、一気に量産モードにギアチェンジします。直近の15試合で10ゴール2アシスト。28節のフライブルク戦から6試合連続で決めています。「テレグラフ」によると、4300万ポンドだったバイアウト条項は増額され、獲得するなら6400万ポンドが必要といわれています。

本人は「プレミアリーグでプレイできるのは、素晴らしいこと」とチャレンジに前向きだそうです。とはいえ、プレミアリーグの経験がない若手に6000万となると、なかなかのギャンブルです。アーセナルの最終ラインに定着するまで、2年を要したウィリアム・サリバは2700万ポンド。検討中といわれるエドゥSDは、他の候補を優先するかもしれません。

スポルティングCPのプリメイラリーガ制覇に貢献したギョケレスは、前半戦も16試合11ゴール7アシストと好調だったのですが、後半戦は16戦16発とフルスロットル。公式戦48試合41ゴール15アシストのストライカーについて、ファブリツィオ・ロマーノさんが「1億ユーロ(約8600万ポンド)になる見通し」とポストしたのは4月で、直近の4戦5発でさらに上がる可能性があります。

アレクサンダル・イサクは、2月の鼠径部の負傷が癒えてからエンジン全開。4-1で敗れたアーセナル戦の後、11試合10ゴール1アシストで、リーグ戦のトータルを20の大台に乗せました。「イサクは土曜日にアル・ルマヤン会長と話し合った」と伝えた「フットボールロンドン」のエイミー・ウィルソン記者は、「1億2000万ポンド(約236億円)の価値がある」といっています。

ラムズデール、エンケティア、スミス・ロウ、ティアニー、ヌーノ・タヴァレス、サンビ・ロコンガ、ネルソンを放出する可能性があるといわれるアーセナルにしてみれば、出せない額ではないでしょう。それでもデクラン・ライスを上回るといわれると、シェシュコの6400万ポンドがお手頃価格に見えてきます

ボローニャのジョシュア・ザークツィーは、2024年のセリエAで4ゴールのみ。こちらは3400万ポンド程度と格安ですが、インテルとの交渉が進んでいるようです。さて、特上うなぎの松・竹・梅、どちらにしますか?「お金を払って味わってみたら、梅のほうがおいしかった」というトロサール現象があるのが、この世界の難しいところです。


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