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本人は移籍合意報道を否定…ニューカッスルとアーセナルのラムズデール移籍交渉は順調に進展!

News to me」。当の本人は、移籍合意を伝える記事について「初耳」と笑っています。しかしこれは、「この夏の移籍はない」と受け取るのではなく、「まだシーズンが終わっておらず、具体的な話にはなっていないので落ち着いてほしい」というメッセージと捉えたほうがいいでしょう。

Newcastle make £15m move for Arsenal goalkeeper Aaron Ramsdale」。独占と銘打った記事を配信したのは、「テレグラフ」のルーク・エドワーズ記者です。先行して流れたゴシップに対して、アーロン・ラムズデールが「X」で否定したことにも触れたうえで、「交渉は進展しており、移籍金が合意に至ればアーセナルは喜んで差し出す」と報じています。

2021年の夏に、アーセナルがシェフィールド・ユナイテッドに支払った移籍金は、2400万ポンドとオプション600万ポンド。最初の2シーズンでプレミアリーグ72試合に出場し、セーブ率は初年度が73.4%、2年めは70.6%と合格点の数字を残しています。2023年5月に契約延長。長期とアナウンスされた契約について、ファブリツィオ・ロマーノさんは「2028年まで」と伝えています。

順風満帆だった守護神に暗雲が垂れ込めたのは、ノッティンガム・フォレストとの開幕戦を2-1で制した直後でした。アーセナルがブレントフォードから獲得したダヴィド・ラヤはローン移籍ですが、1年後の買い取りオプションはラムズデールを上回る3000万ポンドと報じられました。2022-23シーズンのセーブ率は77.7%でリーグTOP。第2GKではないのは明らかです。

ラムズデールからラヤにスイッチした当初は、「試合中にGKを交代するかもしれない」といっていたアルテタ監督は、レギュラーを固定したがる指揮官です。新守護神がゴールマウスに定着してからのラムズデールの出番は、レンタル元のブレントフォード戦、国内カップ、チャンピオンズリーグの消化試合のみとなってしまいました。

パスワークと精度の高いフィードに定評があったラヤは、クリーンシート16回でいきなりゴールデングローブを受賞。クロス阻止率12.3%もリーグ1位で、3000万ポンドを支払わない理由は見当たりません。ラムズデールの契約が4年残っているとすれば、移籍金は1900万ポンドまで引き上げたいところですが、出場機会を求めるGKを強引に残留させるという選択肢はないでしょう。

ニューカッスルは、ロリス・カリウスの退団が決まっており、32歳になったニック・ポープの後継者を押さえておく必要があります。ルーク・エドワーズ記者は、「ラムズデールを獲れたら、35歳のドゥブラフカは退団を容認される」とレポート。2つのクラブの意向は一致しており、横槍が入らなければ、ディールはすんなりまとまるはずです。

数々のビッグセーブが忘れられないというグーナーにとっては、せつないニュースです。しかしこれまでも、ペップの評価を得られなかったジョー・ハート、クルトワにポジションを奪われたペトル・チェフ、メンディのバックアッパーとなったケパなどが、苦い思いを味わっています。1年前に多くのファンが懸念したストーリーが、現実になろうとしているようです。


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