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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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クリスティアン・ロメロがアーセナルって…16年ぶりの禁断の移籍はスパーズが断固拒否?

「アーセナルの熱愛発覚!」「マン・シティに二股疑惑!」。プレミアリーグ界隈のビッグディールに、ワイドショー的なタイトルを付けると、こんな感じでしょうか。「ガーディアン」や「ミラー」が伝えているノースロンドンの騒動も、「禁断の移籍」と月並みな見出しを立ててもいいのですが、ここは文学的にいきましょう。「ロメロとジュリエット」。いかがでしょう?

「ソル・キャンベルがホワイト・ハート・レーンからハイベリーに移籍して25年。ついに続編が実現するのだろうか?トッテナムのキャプテン、クリスティアン・ロメロがアーセナルの関心を引いていると『アスレティック』が報じている。しかし、スパーズがそのようなドラマを許す可能性は低いとも考えている」(タハ・ハシム/ガーディアン)

インテルが3420万ポンドでクラブ間合意と報じられたロメロは、個人条件が着地しておらず、アトレティコ・マドリードも関心を示しているといわれています。アーセナルも狙っているという「アスレティック」の記事は、セバスチャン・スタッフォード=ブロア、ポル・バルース、ジェームズ・マクニコラス、ジェームズ・ホーンキャッスルの4人の記者による合作です。

インテル、アーセナル、マドリードの担当記者のレポートを、よくあるゴシップと片付けるのは早計でしょう。フィンズベリー・パークとトッテナム・ハイロードを結ぶセブン・シスターズ・ロードを決死の覚悟で疾走した選手といえば、2001年にガナーズに加わったソル・キャンベルと、2010年にスパーズに入団したウィリアム・ギャラス。そろそろ、次があってもいい頃です。

「アーセナルもロメロを高く評価しているが、ノースロンドンをまたぐ移籍が実現する可能性は低いようだ。トッテナムは宿敵アーセナルとのディールはあり得ないと考えている」。そりゃそうだと納得して終わりにするか、10年に1度はあったのだからと身を乗り出すかは、あなた次第です。私が気になるのは、アルテタ監督の好みではなさそうなロメロのキャラです。

グラニト・ジャカを最後に、アーセナルには武闘派がいなくなりました。デクラン・ライスを筆頭に学級委員長タイプ、意識高い系、努力家が多く、ブルーノ・ギマランイスもニューカッスルのキャプテンです。いや、ロメロもスパーズのキャプテンですが、昨シーズンのイエロー11枚&レッド2枚や度重なる経営ボード批判は、ガナーズの指揮官はノーサンキューでしょう。

さらにもうひとつ、ガナーズの南米出身者はブラジル人が多く、現在も4人が名を連ねています。最後のアルゼンチン人は、2020年にアストン・ヴィラに移籍したエミ・マルティネス。この夏のマーケットでフリアン・アルバレスを候補としており、同郷のネットワークを重視しているわけではなさそうですが、ロッカールームにスムーズにフィットするかどうかも気になります。

クリスティアン・ロメロに関する記事をよく読むと、「アスレティック」と「ガーディアン」は、アーセナルが興味を抱いているといっているのですが、「ミラー」「ザ・サン」は「ロメロはアーセナル移籍に前向き」と味付けしています。スパーズにしてみれば、本気度が高そうなシメオネのチームに送り出せば終わりで、ガナーズも何が何でもロメロではないでしょう。

アンドレア・ベルタSDとアルテタ監督のニーズは、「長期離脱のサリバの代役となる経験豊富なCB」。スパーズのCBに手を出して騒がれるより、以前からターゲットとされていたコンサ、ハコボ・ラモン、マヴロパノスが無難でしょう。ソル・キャンベルとウィリアム・ギャラスは、フリーでした。契約が3年も残っている主軸がガナーズに移籍したら、大事件です。


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