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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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バルサとアトレティコが大騒ぎ!フリアン・アルバレスが「アーセナルに行きたい」といい出したら…?

「われわれはこの選手に非常に興味を持っている。オファーが受け入れられることを望んでいる。これはアトレティコ・マドリードへの敬意を込めた発言だ。 彼らがこの夏のトランスファーマーケットで選手を売却する意思があるならば、われわれは提示したオファーに基づいて購入する用意があることを知っておいてほしい」

「選手が被害者扱いされているが、唯一の被害者は私たちだ。彼らはわれわれに経済的にも社会的にも損害を与えた。彼を売却する可能性は0%だ。この状況は金銭の問題ではなく、尊厳の問題である。多くの嘘と半分の真実によるキャンペーンが行われている。その代償を払わされているのは、アトレティコだけだ」

プロレスのマイクパフォーマンスのようなやりとりは、バルセロナの ジョアン・ラポルタ会長のメッセージと、これに対するアトレティコ・マドリードのステートメントです。ラ・リーガのライバルへの強い抗議は、ミゲル・ヒル・マリンCEOの言葉と取っていいでしょう。アーセナルは、この期に及んでもフリアン・アルバレスの獲得の可能性を模索しているのでしょうか。

アルゼンチン代表FWがマンチェスターを離れ、マドリードに居場所を変えたのは2024年の夏でした。移籍金8180万ポンドは、マン・シティのクラブ史上最高となる売却額です。2023-24シーズンの公式戦は54試合19ゴール13アシスト。ハーランドとの共存は問題なかったはずですが、移籍を決断した理由を問われると、「大事な試合で外されるのが嫌だった」とこぼしていました。

アトレティコ・マドリードで過ごした2シーズンは、107試合49ゴール17アシスト。チャンピオンズリーグの22試合15ゴール7アシストは、出色の数字です。レヴァンドフスキの後継者を探しているバルセロナや、前線の得点力を高めたいアーセナルの熱意は、よくわかります。しかしアトレティコが「Not for sale」なら、話はそこで終わるはずです。

6年という長期の契約も、5億ユーロの法外なバイアウト条項も、自身がサインしています。2年めが終わったばかりで、メディアに対して「移籍したい」と明言し、バルセロナに行きたいといい続ければ、クラブとサポーターが激怒するのは当然でしょう。いや、彼が悪いといいたいのではありません。発言は自由です。ただしその結果は、受け入れなければなりません。

アトレティコ・マドリードの内部事情に詳しいジャーナリストのルーベン・ウリア氏によると、「バルサに移籍できる可能性はゼロ」とクラブに通告されたフリアン・アルバレスは、開幕節のマラガ戦の大ブーイングに打ちのめされ、体調を崩してしまったそうです。不眠と胃の不調によってトレーニングに参加しなかったストライカーの選択肢は、2つしかないといわれています。

関係者とサポーターに謝罪して残留するか、アーセナルに忠誠を誓うか。チャンピオンズリーグの決勝でマンチェスター・ユナイテッドがバルサに2回やられてから、スペインの喧騒にはノータッチと決めているのですが、今回この話を取り上げたのは、ガナーズの動向が気になるからです。ノースロンドンのスタンスは、「本人がアーセナルに行きたいというまでは静観」だそうですが…。

逆にいうと、「バルサにいけないから、よろしくでーす!」といわれたら抱きしめるのでしょうか?「スカイスポーツ」にコメントを寄せたルーベン・ウリア氏は、「アンドレア・ベルタSDは、アルバレスがラ・リーガの開幕戦でサポーターからブーイングを浴びて退場させられた後も、かつての所属クラブに連絡を取り続けている」といっています。

ヴィニシウス・ジュニオールほどのワールドクラスのタレントなら、高額の移籍金もロッカールームを揺るがすサラリーも辞さずでいいと思うのですが、フリアン・アルバレスはアーセナルにふさわしくないように思えてなりません。一般論をいえば、クラブへの愛が感じられない選手、自分のためだけにプレイする選手がいてもいいでしょう。

その昔、クリスティアン・ヴィエリという変人がいました。18年のキャリアで、移籍を13回繰り返したストライカーです。トリノ、ユーヴェ、ミラン、ヴィオラ、ラツィオ、サンプドリア…。2シーズン以上連続でプレイしたのはインテルだけで、アタランタには3回も移籍しています。誰もが評価する能力があれば、派遣社員のようなキャリアも可能という実例です。

フリアン・アルバレスも、「好きにすればいい」のひとことです。ただし今のアーセナルと照らし合わせると、異分子に見えます。クラブとサポーターに対する愛情があり、自分たちのフットボールに誇りを抱いている選手たちが、自由闊達なディスカッションとロッカールームの平和を実現させているのだと思われます。

1億3000万ポンドで獲得した選手が、来年の夏にバルサといい出したら、マドリード以上にツッコミが殺到するでしょう。プレミアリーグ王者には、素晴らしいストライカーがいるではありませんか。昨季のフリアン・アルバレスは49試合20ゴール9アシスト。ヴィクトル・ギョケレスは、初めてのプレミアリーグに戸惑いながら55試合21ゴール3アシストという数字を残しています。

アトレティコのエースのほうがプレイのバリエーションがあるという声には、ギョケレスのプレスを見てみろと返しましょう。ユーヴェのケナン・ユルディズのような現実的なディールが難しければ、「エゼを左サイドにまわして冬に期待」でいいのではないでしょうか。ここまで騒いで、今さら「バルサじゃないの、アナタしかいないの」とコントみたいなことをいわれても…!


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“バルサとアトレティコが大騒ぎ!フリアン・アルバレスが「アーセナルに行きたい」といい出したら…?” への1件のフィードバック

  1. ひよ より:

    同じように思います。
    グナですが、移籍が成立しないで欲しいと思ったのは初めてのことです。

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